事例:自分でやればもっと楽しい! 「DIY可能」な賃貸ワンルームマンションのクロスを塗装

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賃貸物件を自分好みに変えることができたら-。そんな希望をかなえてくれる「DIY可能」な賃貸物件が近年増えてきています。
京都府内で不動産事業を営む八清の管理物件の1つである「コーポイチハラ」もDIY可能な賃貸マンションです。マンションのオープンハウス当日、この1室を八清スタッフの辻さんの手でDIYを実演し、来訪者にも体験していただける塗装イベントを開催しました。

「賃貸でもできる」
DIYの提案

DIYの実演会場は、小さな庭があり、明るい日差しが流れ込むマンションの1Fで、白と壁の一面が薄いオレンジ色のクロス貼りのシンプルな8畳の部屋です。
インテリアコーディネートが得意な辻さんのイメージは、外光や部屋の照明、家具との調和がとれる色調を取り入れ、元の部屋からさわやかで違った印象になる内装です。
腰壁を貼り、アクセントカラーとしてモスグリーン系の水性塗料[STYLE DIYペンキ(さびあさ色)]を塗装、上部は、デコボコとしたしっくい風の質感のある手塗りの塗料[手で塗るMORUMORU(白色)]を使用しました。

インテリア内装のイメージ_八清提供

「せっかくDIYをするのだから、ベーシックな色を使ったインテリアより、遊び心のある色を選んでみました。また、クロスに塗料を塗るだけではなく、腰壁をつけたり質感の違う塗料を使うなど、DIYのいろんな可能性を試してみました。DIYに興味をもってもらったり、インテリアのイメージを膨らますきっかけになったらと思っています。」(辻さん)

もっと賃貸を、住まいを
楽しんでもらいたい

辻さんが初めての一人暮らしをしたマンションが「コーポイチハラ」。
「当時は、このマンションは入居者がDIYをすることはできませんでした。でも既存のフローリングを変えたかったので、原状復帰できる範囲でDIYをしようと思い、後ではがせる床材を自分で貼ってみました。がらりと部屋のイメージが変わり、楽しいなと感じたのを覚えています。インテリアの勉強もしていたこともあり、床以外の場所も手を加えてみたいと、DIYに興味を持ち始めました。」(辻さん)

今年に入り、コーポイチハラは、入居者の転勤などで数室の空室が出たため、入居募集をしています。「どうしたらお客様に入居いただけるか、住まいを楽しんでもらえるか」を八清のスタッフで議論を重ねたといいます。
「賃貸に住む以上、原状回復が必要だから、汚さず、手を付けず、きれいに住むというのでは、窮屈ですよね。賃貸のワンルームマンションでも自由にカスタマイズできる物件にすれば、もっとたくさんの人に興味を持ってもらえる、自分好みの住み心地のいい部屋で楽しい生活を送ってもらえると思い、このマンションをDIY可能物件として貸出しすることにしました。」(辻さん)
辻さんが初めて一人暮らしをしたマンションで、カスタマイズした部屋を作りたいという思いが、数年後、このイベントに繋がっていました。

*DIYできる範囲や原状回復不要について、注意点もございますので、詳細は八清にお尋ねください。


DIY部発足!
丁寧に、かつ大胆に

辻さんご自身で部屋のDIYを実演しつつ、その部屋もお客様に賃貸するというのですから、かなりプレッシャーのある企画です。しかも、辻さんは、ご自身で壁の塗装をするのは初めてです。
「この企画がスタートしてから、どんな内装がいいか、どんなやり方があるか、養生のやり方、塗装のコツなど、webサイトやYouTubeでかなりの時間をかけて予習をしました。壁は床から天井まで同じデザインのクロスが貼ってあるので、腰壁を作ってイメージを変えようと考えていました。ホームセンターで施工に必要な材料を調達して、いざ、腰壁を設置。ところがそんなスムースにはいかなく、初めて電動のこぎりを使って板をカットするところからのスタートです。この工程が思ったより大変で時間がかかりました。板1枚ずつに塗装をして、巾木を剥し、腰壁を貼り付ける。そして、養生して、さびあさ色の塗料を塗装。腰壁だけで2日間かかりました。さびあさ色の塗料は、ローラーと刷毛で塗装をしたのですが、滑りがよく、スルスルと塗ることができました。一番配慮したところは養生です。塗装で一番大事な工程だと調べていたので、丁寧に行いました。」(辻さん)

そしてここから、腰壁上段の塗装工程に移ります。今回使用したのは、手で塗る塗料で、DIY初心者でも簡単にしっくい風の質感や風合いを楽しめます。オープンハウスの当日、来場者の方にも塗装体験してもらおうという狙いです。
「見た目よりも、ふわふわしていて、何とも言えない気持ちいい感触!」辻さんをはじめスタッフみんなが、わいわい言いながら手で塗る塗料を塗り広げていきます。最初は慣れないせいで、塗料の厚みや塗料を広げる方向など慎重でしたが、だんだん大胆に、そして泥遊びをしているかのように、童心にかえり思いのままに塗っていきます。

MORUMORUを塗装

来場者のコメント
「MORUMORUは、ふわふわで手触りがとても気持ちよかったです。まったく塗料なんて触ったことも扱ったことないのに、いきなりゴム手袋をして、壁を塗装させていただきとても新鮮な体験でした!この賃貸マンションではないですが、近く引っ越しをするので、機会があれば自分の部屋の塗装もチャレンジしてみたいです。」

自分でDIYした部屋で
新生活はじめませんか?

仕上がった部屋は、明るくおしゃれな部屋に生まれ変わりました。
「この近郊は文化芸術と若者を基軸としたまちづくりが進んでいます。これをきっかけに、芸術大学の学生がプロデュースしたDIY部屋を作ったり、自由に、独創的な部屋がある賃貸マンションにしていけたらと考えています。」(辻さん)

壁を塗装したり、壁紙を貼ったり、フローリングを変えてみるなど自分好みのインテリアを楽しめるDIY物件に、ますます注目が集まりそうです。

コーポイチハラは、現在空き室の入居を募集しております。
*この記事は、8月22日時点(公開日)の情報です。詳細は八清のホームページをご覧ください。

真夏の暑い中の塗装イベントでしたが、楽しい取材となりました。ご協力ありがとうございました。


辻 佳苗 さん

株式会社八清
プロパティマネジメント

株式会社八清
https://www.hachise.jp/

コーポイチハラの特徴
独立した専用の住居とみんなで使う共用スペースを持ち、生活の一部を共同化するコレクティブハウス。共有で使用できる広々としたキッチンと、入居者同士のコミュニケーションができる空間が備えられています。
https://www.hachise.jp/share/ldk/index.html

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