研究開発
2020.10.20

磁気粘弾性流体(MR流体)

磁力によって流体の硬さを変えられる技術で、ロボットなどの機械制御分野への応用展開に期待されています。

#生活水準の向上 #New Normal #次世代技術

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磁気粘弾性流体(MR流体)_メイン画像
磁気粘弾性流体(MR流体)とは_画像

磁気粘弾性流体(MR流体)とは

MR流体とは鉄などの磁性粒子をオイルなどの分散媒体に分散させた流体で、外部から磁場を加えることによって粘度が変化する特性を持ちます。当社で⻑年培われてきた分散技術を応用し、大きな応力を発揮できる直径数μ〜50μmの磁性粒子を⻑期分散安定化することが可能となりました。広範囲な磁性粒子濃度で⻑期分散安定化を達成しており、幅広い範囲の出力にも対応可能です。

技術の性質を⽰した動画はこちらをご覧ください。

どのような技術か_画像

どのような技術か?

磁場印加前は粒子が均一に分散し、液体のような挙動を示しますが、磁場を印加すると磁性粒子が磁場に沿って一定方向に配列することで、粘度が高まり固体のような挙動を示します。また磁場の印加を止めると液体状態に可逆的に戻すことが可能です。 特殊分散媒による磁性粒子の分散安定化、また磁性体よりも小さなナノ粒子添加によるリフティング効果により磁性粒子の沈殿凝集を抑制し、⻑期分散安定化が可能となりました。

何に使えるのか_画像

何に使えるのか?

高分散安定性を有するMR流体を開発しました。本材料は幅広い出力範囲を有するため、ブレーキやアクチュエータの減速比、逆可動性の向上、装置の簡素化が可能であり、既存デバイスの性能向上とコスト削減ができます。またロボットの駆動部に応用すると高い逆可動性を付与でき、安全な人協働ロボットの製造が可能です。さらには精密で俊敏な粘度制御を生かし、医療機器やハプティクス、VRなど幅広い分野での利用が期待できます。

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