社会 - 労働安全衛生

当社グループは、当社が活動するあらゆる地域における持続可能な発展を支え、推進するために、経済・社会・環境という3つの要素を、バランスよく一体となった形で、事業活動を行うことを目指します。

労働安全衛生

化学物質の取り扱い、機械設備の操作、製造に関わる作業などによる災害や健康被害は依然として化学メーカーとしては大きなリスクと考えています。従業員をはじめ事業に関わる全ての人々の安全を確保しリスク最小化のための投資や教育などに取り組みます。

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基本方針

当社は、マテリアリティの一つとして「労働安全衛生」を掲げています。日本ペイントグループ各社は、これまでも職場の安全および従業員一人一人の健康維持・増進が企業経営の基盤であるとして、労働安全衛生の取り組みを推進してきましたが、最近の社会情勢の変化、ステークホルダーの期待・要請に対応していくために、日本ペイントグループとしてグローバルで取り組みを推進かつ従業員の意思共有を図れるよう、2021年、ESG委員会傘下のグローバルワーキングチーム(現:グローバルチーム)にて、労働安全衛生に関するグローバル方針を設定しました。この方針に基づき、労働安全衛生の継続的な改善を推進していきます。

日本ペイントグループ グローバル方針

私たちはお客様・従業員・取引先・社会全体の健康と安全、幸福に配慮します。

日本では、安全なくして事業は成り立たないと考え、「安全はすべてに優先する」という考え方のもと災害発生の未然防止に取り組んでいます。日本ペイントグループ共通の安全理念のもと、レスポンシブル・ケア(RC)活動を中心に積極的な安全活動に取り組んでいます。

推進体制

当社グループは2020年、ESGステートメントを制定、マテリアリティの一つに労働安全衛生を特定し、労働災害発生の未然防止、従業員が安心して働ける環境づくりに向けた取り組みを進めています。2022年には、グループ共通のGlobal Code of Conductを制定し、従業員やステークホルダーの安全への配慮を明記しました。
具体的な取り組みとしては、取締役 代表執行役共同社長直下に設置したグローバルチームにて、ESG課題の一つとして労働安全衛生施策について方針や取り組みを議論し、共同社長に対するレポーティングを行います。

日本においては、日本ペイントグループ(国内)各社が参画するRC委員会やグループ安全環境会議および製品安全会議を通じて安全衛生活動の改善や問題解決に取り組んでいます(構内業務請負会社を含む)。そのなかで、グループ内で発生した事故災害の情報や異業種における事故事例を共有し、その対策についても横展開を行い、再発防止を図っています。
各社、各地区においては、RC委員会や安全衛生委員会などを実施し、そこで決定した事項の展開だけでなく、各地区の安全環境問題を明確にするとともに、従業員全員が参加し問題の改善にあたっています。各地区において、リスクアセスメントを積極的に実施し災害の未然防止に取り組んでいます。

日本ペイントグループ 労働安全衛生推進体制(当社グループのRC推進活動体制を基盤とする)

労働安全衛生マネジメントシステムの詳細についての詳細はこちらをご覧ください。

リスク評価

当社では労働安全衛生に関するリスクアセスメントの実施と評価結果に基づくリスク低減措置の計画実施およびリスク受容措置の確実な順守を目標の一つとして掲げており、国内グループはSA(セイフティーアセスメント)、RA(リスクアセスメント)活動を以下のタイミングで実施するよう、展開しています。

  • 設備、原材料、作業方法などを新規に採用し、または変更するなどリスクに変化が生じたとき実施
  • 機械設備などの経年劣化、労働者の入れ替わりなどを踏まえ、定期的に実施
  • 既存の設備、作業については計画的に実施

重大災害ゼロ件の目標達成に向け、安全衛生活動の根幹であるリスクアセスメント活動においては、近年、増加傾向であった「転倒」「動作の反動、無理な動作」による災害について重点見直し対象として推進しました。また、グループ内で発生した災害については国内グループへ展開し、現場のルールや安全対策を見直し、管理強化を図りました。

また、合併や買収の対象企業や、新規取引先に対して、労働安全衛生を含んださまざまな項目におけるリスクアセスメントとDD(デューディリジェンス)を実施しています。

化学物質リスクアセスメントについての詳細はこちらをご覧ください。

目標および実績

当社グループはレスポンシブル・ケア活動の一環として、「労働安全衛生・保安防災」について目標を設定し、その達成に向けて取り組んでいます。2020年度の目標および実績は以下の通りです。

2020年目標2020年実績達成度2021年目標
リスクアセスメントの網羅性向上と評価結果に基づくリスク低減措置の計画実施およびリスク受容措置の確実な順守各社にてリスク評価結果を基に、改善計画を立案し実施した。+++リスクアセスメントの継続的な見直しによる網羅性向上と評価結果に基づくリスク措置(低減・需要)徹底による災害、事故防止(重点対象「はさまれ、巻き込まれ」「有害物接触」)
安全統制に必要な安全機能(組織、人材、仕組み)の確保と強化各パートナー会社の課題に応じた育成計画を設定し、安全機能を強化しました。+++2020年目標を踏襲
物流における安全管理強化(委託業者管理、危険物保管、荷役運搬、輸送など)委託業者管理や荷役運搬教育等の強化により、物流事故減少と重大事故ゼロを達成した。+++2020年目標を踏襲
重大災害ゼロ件重大災害ゼロ件となった。(準重大災害は1件)++2020年目標を踏襲

※評価基準:国内平均達成率 +++:80%以上、++:50%以上、+:50%未満
2021年の太字は2020年からの変更点

2020年度の国内グループ災害件数は、前年度と比較して7件増加しましたが、休業災害については6件減少しました。

※ 集計範囲 2016-2018年度:日本ペイント・オートモーティブコーティングス(NPAC)、日本ペイント・ インダストリアルコーティングス(NPIU)、日本ペイント(NPTU)、日本ペイント・サーフ ケミカルズ(NPSU)、日本ペイントマリン(NPMC)(2016年度のみ4-12月) 
2019-2020年度:NPAC、NPIU、NPTU、NPSU、NPMC、エーエスペイント(ASP)、 エーエスレジン(ASR)、日本ペイント防食コーティングス(NAC)

※集計範囲2016年度:NIPSEA、NPAC(欧州、米州のみ) 
2017年度:NIPSEA、NPAC(2016年+Asia) 
2018年度:NIPSEA、NPAC、NPMC  
2019年度:NIPSEA、NPAC、NPMC、Dunn-Edwards  
2020年度:NIPSEA、NPAC、NPMC、Dunn-Edwards、DuluxGroup、Betek Boya 

2020年死亡災害件数(グローバル)については、統合報告書2021「主要財務・非財務データ」をご参照ください。

具体的な取り組み

グローバル安全衛生活動 海外グループ会社への安全統制支援

当社グループは海外関係会社における安全環境活動に対して、積極的な支援を継続的に実施しています。2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、現地へ訪問しての支援ができませんでしたが、NIPSEASafety & Sustainability Councilや拠点別でのウェブ会議を通じて、各国の活動、リーダーの力量の向上に取り組みました。2020年度より、火災・爆発など操業停止に関わる重大リスクとその是正を主たる目的とした評価リストをリニューアルし、海外関係会社へ展開しながら、重大災害の未然防止に努めています。

安全衛生教育

当社グループは、労働安全衛生教育を各社・各拠点にて定期的に開催し、労働災害の未然防止と意識啓発に努めています。
そのうち2020年度の国内グループ共通での安全研修は以下の通りです。

  • 新入社員安全研修(ウェブ研修):97 人受講
  • 新入社員フォローアップ(ウェブ研修):78人受講(研修内容:危険予知訓練、静電気安全講習、製品安全講習)

社会 - 労働安全衛生に対する取り組み

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