日本ペイント株式会社(本社:大阪市、社長:酒井健二)は、この度、アジア新興国のスリランカおよびバングラデシュへの進出を決定しましたので、お知らせいたします。
当社は今回の新会社・新工場設立でアジア12カ国・地域への進出を果たしましたが、今後も未進出国・地域での事業展開を推し進め、アジア塗料市場におけるさらなる発展を目指します。
スリランカでは、当社の持分法適用関連会社である日本ペイント・シンガポールが、スリランカ3位の塗料メーカーであるシリコン・コーティングスの株式60%を取得し、新たに建築用塗料製造・販売会社日本ペイント・ランカ(Nippon Paint Lanka (Private) Limited)を設立いたしました。
この新会社において、スリランカ国内で建築用塗料の製造・販売を拡大し、早期に当社ブランドの確立・浸透を図ることで、内戦終結後の高成長が期待されるスリランカ市場での事業拡大を目指します。
バングラデシュでは、当社の持分法適用関連会社である日本ペイント・マレーシアが2011年に日本ペイント・バングラデシュ(Nippon Paint (Bangladesh) Private Limited)を設立し、2013年の竣工を目指し工場建設を進めております。
約1億4千万人の人口を有し、今後高成長が期待されるバングラデシュにおいて建築用・工業用塗料市場獲得のため、アジア各国で培ってきた品質・ブランド力を展開いたします。
当社は1962年にシンガポールに進出して以降、合弁事業を通じて塗料ビジネスを積極的にアジアで展開しており、2011年度決算ではアジア事業の売上高が約1800億円(日本除く。総額連結事業と持分法適用会社事業の売上高の単純合算)にまで成長しました。特に中国やシンガポール・マレーシアなどでは、積極的な広告宣伝活動を背景に、各種のブランド認知度調査で常に上位にランクインするなど、一般消費者の間で非常に高いブランド浸透力を誇っています。今後もこのような高いブランド認知度、確固たる事業基盤を土台に、新興国をはじめとするアジア各国での塗料ビジネスを積極的に展開し、成長が見込まれる市場の取りこみを目指します。
<新会社の概要(日本ペイント・ランカ)>
会社名 : Nippon Paint Lanka (Private) Limited(日本ペイント・ランカ)
所在地 : コロンボ近郊 マタラ市
登記日 : 2012年9月30日
資本関係 : 日本ペイント・シンガポール
(Nippon Paint (Singapore) Co., Pte., Ltd):出資60%
ローカル資本:出資40%
資本金 : US$ 3万(約240万円)
事業内容 : 建築用・自動車補修用塗料の製造・販売

<新会社の概要(日本ペイント・バングラデシュ)>
会社名 : Nippon Paint (Bangladesh) Private Limited(日本ペイント・バングラデシュ)
所在地 : ダッカ(バングラデシュ首都)
工場稼動日 : 2013年の早期を予定
資本関係 : 日本ペイント・マレーシア(Nippon Paint (Malaysia) Sdn. Bhd):出資90%
ローカル資本:出資10%
登録資本金 : 5億バングラデシュ・タカ(約5.7億円)
事業内容 : 建築用・工業用・自動車補修用塗料の製造・販売