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経営方針・経営戦略

Purpose:わたしたちの存在意義

当社グループは2021年、創業140周年を迎えるに当たり、「Purpose」を策定しました。
各パートナー会社におけるそれぞれのミッション、ビジョン、バリューに基づく自律的な経営を尊重する一方、グループ全体を貫く存在意義を示すものとしてPurposeを位置付け、その共通の価値観のもとで世界各地の多様性豊かな構成員が強い絆で協働し、「株主価値最大化(MSV)」の実現に向けて取り組んでいきます。

Purpose
共存共栄の精神わたしたちは常に誠実で公正であることを旨とし、消費者、お客様、地域社会、従業員、取引先、政府など、あらゆるステークホルダーへの責務を充足し、ともに繁栄することを約束します。
力強いパートナーシップともに働く人々への尊敬、信頼、信任、責任が、わたしたちの礎です。そこから生まれる力強いパートナーシップが、イノベーションと成長のもととなります。
サイエンス+イマジネーションわたしたちは科学や想像のもつ無限の力により、この世界を守り、より豊かにする、画期的な技術とイノベーションを生んでいきます。



経営ミッション:「株主価値最大化(MSV)」

「株主価値最大化」を経営上のミッションとし、富の創出を図る

株主価値の最大化(MSV)

当社グループは経営上のミッションとして「株主価値最大化(MSV)」を掲げています。いわゆる「株主第一主義」とは一線を画すもので、お客様・従業員・取引先・社会などへの責務を果たした上で残存する「株主価値」の最大化に尽力し、富の創出を図っていく考え方です。

上図の通り、P/L項目をステークホルダーとの関係で対比させると、売上収益は顧客、製造・販売費は取引先、人件費は従業員、金利は金融機関、税金は政府にそれぞれ対応します。MSVにおいては、まずこれらのステークホルダーに対するそれぞれの責務を充足することが大前提となります。なお、「責務の充足」には法的な契約だけでなく、社会的、倫理的責務も含まれており、「サステナビリティ」の概念も包含されています。

そして、各ステークホルダーへの責務を果たした上で残存する価値を最大化し、かかるリスクをとって投資してくれた株主に報いることがMSVです。各ステークホルダーへの「上限のある」責務を充足させることが必要条件であり、株主価値はその充足後の残余価値となります。MSVは、あくまで「中長期的な」株主価値最大化を志向しており、短期的な最大化を追求する考えではありません。

「EPS(1株当たり当期利益)」×「PER(株価収益率)」で、「株主価値最大化(MSV)」の実現を目指す
EPS(1株当たり当期利益)
代表執行役共同社長 ウィー・シューキム
代表執行役共同社長 ウィー・シューキム
  • EPSの最大化に貢献
  • グローバルな事業運営の実施と統括
  • 豊富な企業経営の経験 / NIPSEAグループCEOとしての実績
×PER(株価収益率)
代表執行役共同社長 若月 雄一郎
代表執行役 共同社長 若月 雄一郎
  • PERの最大化に貢献
  • グローバルでのM&A実施と統括
  • 豊富な資本市場の経験 / M&Aの経験と実績

MSVの実現において、「EPS(1株当たり当期利益)」と「PER(株価収益率)」が重要な指標となります。 ウィーは、2009年以来、12年間にわたりNIPSEAグループのCEOとして、年率10%以上成長してきた実績を踏まえ、主に「EPSの最大化」に努め、グローバルなオペレーションを統括しながら、売上拡大と利益の最大化を目指します。一方、若月は、資本市場とのコミュニケーションやM&Aなどの豊富な経験をもとに、主に資本市場の期待を高める「PERの最大化」に努めます。当社グループの経営管理全般にかかる業務を担うとともに、 M&Aによるさらなる成長を目指します。なお、それぞれ主担当はあるものの、経営判断は2人で行い、全体の結果に対して共同責任を負います。



経営モデル:アセット・アセンブラー

日本ペイントは、MSVを唯一のミッションとするユニークな日本発の「アセット・アセンブラー」

当社の経営ミッションである株主価値最大化(MSV)を実現するために、当社が目指す姿は、より小さな本社のもと、各パートナー会社の自律性をより強く求め、魅力的な市場である塗料・周辺分野に特化したM&Aを積み上げ行くことで、安全に高い成長を遂げる経営モデルであり、これを「アセット・アセンブラー」モデルと表現しています。

*日本ペイントHDの連結子会社の呼称

特徴11. 巨大な市場規模を誇る塗料・周辺分野に特化
  • 人口や一人当たりGDPの増加、都市化などとの相関性により、高い成長ポテンシャルがあり、当社グループが深い専門知識を持つ領域
  • SAF※1(600億米ドル※2)、CC※3(715億米ドル※4)も魅力的な市場規模
特徴22. 塗料・周辺事業のリスク・リターン優位性
  • 強いブランド力・高い市場シェアは、新規参入ハードルを高め、より強固なリーディングポジションを構築
  • 地産地消で地域特性のある塗料・周辺市場は、自律・分散型経営モデルによりPMIリスクを最小化
特徴33. 日本円ベースの強み
  • 日本という安定通貨・安全市場にて、銀行との長期的な関係により、低金利での借り入れが可能
  • 魅力的な日本の株式市場の安全性・流動性
特徴44. 優秀なタレント・ブランドの集合体としての強み
  • 各地域の市場特性を深く理解するパートナー会社のマネジメントはMSVも熟知し、自律・分散型経営モデルで能力を最大限に発揮
特徴55. 先進的なガバナンス
  • 取締役会の過半数を占める独立社外取締役(11名中8名)
  • 大株主とMSVを共有しながら、少数株主利益の保護を徹底

※1 Sealants, Adhesives & Fillers (密封剤・接着剤・充填剤)
※2 出典:Fortune Business Insights
※3 Construction Chemicals (建設化学品)
※4 出典:ReportLinker

オーガニック成長に加え、M&Aで強力なブランドや優秀なマネジメントを積み上げることで、
限定的なリスク下で成長を加速

アセット・アセンブラーによる持続的成長モデル

アセット・アセンブラーによる持続的成長モデルのポイントは、優秀な経営陣が当社グループ傘下で自律的な成長を志向し、同時にグループが有する技術力、販売網、購買力、ファイナンス力などのさまざまな要素を本社主導ではなく主体的に取り入れ、多様な専門知識が積み上がることでシナジーを生み、またさらに新しいパートナー会社を迎え入れることができる点です。
また、塗料・周辺事業という分かりやすい成長市場で、かつ高い利益・キャッシュ創出力を有する市場に特化することで、M&A に伴う PMI(Post Merger Integration)リスクを極力抑えながら、加速的な成長を実現することが可能なモデルとなります。

アセット・アセンブラーイメージ



経営体制:自律・分散型経営

各パートナー会社との信頼に基づく協力関係を形成し、相乗効果を発揮

「自律・分散型経営」とは中央集権的なコントロールではなく、グループ共通の“Purpose”のもと、各地のパートナー会社が相互に連携・協働し、自律的(Autonomous)な成長を追求する考え方

力強いパートナーシップ

当社グループの主力事業である汎用(建築用)塗料事業には「地産地消」という特徴があるように、ホールディングス(持株会社)である当社からグループ全体を横断的に統制することは、あまり意味がありません。むしろパートナー会社同士が互いに学べるものは学び合い、グループとしてのシナジーを創出していくことこそ重要です。

そこで当社グループが編み出したのが、国内外のパートナー会社で自由闊達に協力し合い、シナジーを発揮させることを目的とした「自律・分散型経営」という手法です。これは中央集権的なコントロールではなく、グループ共通の“Purpose”のもと、各地のパートナー会社が各社間での有機的な連携・協働を進め、自律的(Autonomous)な成長を追求するという考え方です。ガバナンスの観点から、パートナー会社のCEOの選解任や財務戦略はグループ経営トップとしてホールディングス会社の経営陣が判断しますが、それ以外の部分については、各社の自律的な取り組みによって多様なグループシナジーを発揮させていきます。

これによって、買収先と既存グループ会社との協業から発生する新たな成長機会の発見や、調達の共通化による原価削減、優秀な人材の獲得、ベストプラクティスの共有などを通じ、自律的なシナジー創出をグループ内に数多く生み出していきたいと考えています。



価値創造モデル:「株主価値最大化(MSV)」実現への要素

国内外のパートナー会社との自律・分散型経営を基軸に、「株主価値最大化(MSV)」の実現を目指す

価値創造モデル




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