経営ミッション:株主価値最大化(MSV)
株主価値最大化(MSV)
「株主価値最大化(MSV)」を経営上の唯一のミッションとし、株主に報いる
当社は経営上の唯一のミッションとして「株主価値最大化(MSV)」を掲げています。経営モデル「アセット・アセンブラー」のもと、顧客・取引先・従業員・社会など全てのステークホルダーへの責務を果たした上で、残存する株主価値の最大化を目指しています。
-
経営ミッション「株主価値最大化(MSV)」/MSV実現に向けた道筋
ステークホルダーへの責務の充足
MSVの実現に当たっては、何よりもまず、顧客・取引先・従業員・社会などへの責務を充足することが大前提であり、ステークホルダーとの対話を通じた信頼関係は、「アセット・アセンブラー」モデルに必要不可欠なアセットです。今後も、ステークホルダーへの責務を果たした上で、残存する「株主価値」の最大化に尽力していきます。
顧客
「責務の充足」例
-
社会課題解決に向けた共同開発(加飾フィルム、自動運転支援ターゲットラインペイントなどの新世代技術)
- 定期的な製造現場への見学案内、顧客満足度調査の実施(技術・営業分野など)
-
健康と安全に配慮した高品質製品の提供
- 業界トレンドや技術共有などを目的とした各種イベントへの出展・参加(SURCAR(自動車)、国際オートアフターマーケットEXPO(自動車補修用)、高機能塗料展などでの講演、各種執筆活動)
- 顧客要請に応じてCDP(国際的なNGO)などの調査に回答
取引先
「責務の充足」例
- 資材とサービスの持続可能な調達に向けたアンケート調査の実施
-
人権侵害に加担した組織や人権侵害のもとで製造された原材料の排除
従業員
「責務の充足」例
- 労働組合のアンケートや外部調査などを通じた従業員満足度の把握、対話の実施
- 製品や事業などに関する知識・スキルの習得に向けた研修制度の設計・実施
-
不利益を受けることなく通報・相談できる内部通報制度の構築
価値創造モデル
MSVの実現に向けて、「アセット・アセンブラー」としてのプラットフォームの優位性を生かしながら、長期視点で「EPSの最大化」「PERの最大化」を目指します。
経営リソース
具体例と拡充状況
中長期経営戦略における強化策
人材・組織
具体例と拡充状況
-
海外従業員比率(グローバル)
87.0%(2019年)
➡ 89.9%(2023年)
-
女性幹部職比率(グローバル)
23.8%(2020年)
➡ 26.5%(2023年)
-
従業員満足度(日本グループ)
中長期経営戦略における強化策
- 多様な人材が活躍できる職場づくり
- 変革を受け入れ、働き方を見直す
- 「Purpose」「グローバル行動規範」の浸透
- リスクマネジメントの実効性向上
技術
具体例と拡充状況
-
技術系人材数(グローバル)
3,545名(2019年)
➡ 約4,300名(2023年)
-
工場数(グローバル)
119ヵ所(2019年)
➡ 163ヵ所(2023年)
-
特許登録件数(グローバル)
1,000件(2021年)
➡ 1,610件(2023年)
中長期経営戦略における強化策
- 技術系人材の育成
- 研究開発の強化
- 生産設備などの維持・増強
- サステナブル製品の開発
社外パートナー
具体例と拡充状況
-
「新世代ディーラー」プログラムによる店舗数(Betek Boya)
約50店(2019年)
➡ 約380店(2023年)
-
IR面談社数(グローバル)
281社(2019年)
➡ 707社(2023年)
-
大株主ウットラムグループ(非上場)の当社株式持分
14.5%(2013年)
➡ 58.7%(2023年)
中長期経営戦略における強化策
- 大学・研究機関、自動車メーカーなどとのオープンイノベーションの推進
- 投資家をはじめとするステークホルダーとの対話の促進
- ウットラムグループとのパートナーシップの進化・深化
顧客基盤
具体例と拡充状況
-
販売店舗数(NIPSEA中国)
約50,000店(2019年)
➡ 約290,000店(2023年)
-
CCM設置数(NIPSEA中国)
約3,000台(2019年)
➡ 約19,000台(2023年)
-
建築用塗料事業におけるNo.1シェアの国数(グローバル)
中長期経営戦略における強化策
- 世界各国の消費者への供給を可能にする販売網の構築
- 不動産ディベロッパーなどとの戦略的提携の推進
- 自動車メーカーなどとの強固な信頼関係の構築
ブランド・
ノウハウ
具体例と拡充状況
-
主なブランド数(グローバル)
-
Top of Mindスコア(NIPSEA中国)
-
Top of Mindスコア(インドネシア)
中長期経営戦略における強化策
- 広告宣伝・マーケティング活動、社会貢献活動の推進
- 当社プラットフォームを通じた専門知識・ノウハウの共有・蓄積
- 国際コンペティション「AYDA Awards」の開催
財務基盤
具体例と拡充状況
-
営業キャッシュ・フロー(連結)
921億円(2019年)
➡ 1,898億円(2023年)
-
ネットD/Eレシオ(連結)
0.56倍(2019年)
➡ 0.36倍(2023年)
-
資本合計(連結)
6,880億円(2019年)
➡ 1兆3,681億円(2023年)
中長期経営戦略における強化策
- 財務規律の徹底
- 負債調達を優先、レバレッジ余力の維持
- 金融機関・格付機関との対話促進
- グローバルな投資家基盤の構築
自然・環境
具体例と拡充状況
-
GHG排出量(スコープ1,2、グローバル)
54.3kg/生産量t(2019年)
➡ 40.2kg/生産量t(2023年)
-
有害廃棄物比率(グローバル)
-
水消費量(グローバル)
0.44kL/生産量t(2019年)
➡ 0.47kL/生産量t(2023年)
中長期経営戦略における強化策
- TCFDへの賛同表明と、気候変動関連施策や情報開示の拡充
- 持続可能な資源の利用や環境・生物多様性の保護
- 環境配慮型製品などの開発を通じた環境負荷の低減
関連ページ