「株主価値最大化(MSV)」を経営上の唯一ミッションとし、富の創出を図る
当社グループは、MSVを経営上の唯一のミッションとして掲げる、日本発のユニークなグローバル企業です。「アセット・アセンブラー」モデルのもと、顧客・取引先・従業員・社会などへの責務を果たした上で、残存する「株主価値」の最大化に尽力し、富の創出を図っていきます。

株主価値最大化(MSV)の考え方

上図の通り、P/L項目をステークホルダーとの関係で対比させると、売上収益は顧客、製造・販売費は取引先、人件費は従業員、金利は金融機関、税金は政府にそれぞれ対応します。MSVにおいては、まずこれらのステークホルダーに対するそれぞれの責務を充足することが大前提となります。なお、「責務の充足」には法的な契約だけでなく、社会的、倫理的責務も含まれており、「サステナビリティ」の概念も包含されています。そして、各ステークホルダーへの責務を果たした上で、残存する価値を最大化し、かかるリスクを取って投資してくれた株主に報いることがMSVです。各ステークホルダーへの「上限のある」責務を充足させることが必要条件であり、株主価値はその充足後の残余価値となります。MSVは、あくまで「中長期的な」株主価値最大化を志向しており、短期的な最大化を追求する考えではありません。
MSVロジックツリー:MSV実現に向けた取り組み
MSVの実現に向けては、「EPS(1株当たり当期利益)」と「PER(株価収益率)」が重要な指標となります。当社グループは、EPS・PERの最大化につながる各種取り組みを推進することで、MSVの実現を中長期的に目指していきます。

オーガニック(既存事業) | 売上成長 |
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利益率改善 |
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インオーガニック(M&A) | M&A戦略 |
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理解・期待値の醸成 |
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バランスシート・マネジメント | 財務規律 |
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資本市場とのコミュニケーション | 認識ギャップ(資本コスト)の低減 |
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サステナビリティ | 環境&安全 |
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人とコミュニティ |
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イノベーション |
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ガバナンス |
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MSVを追求する共同社長体制
「EPS(1株当たり当期利益)」と「PER(株価収益率)」で「株主価値最大化(MSV)」の実現を目指す | |
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EPS(1株当たり当期利益)
取締役 代表執行役共同社長 ウィー・シューキム![]()
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PER(株価収益率)
取締役 代表執行役共同社長 若月 雄一郎![]()
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MSVの実現において、「EPS(1株当たり当期利益)」と「PER(株価収益率)」が重要な指標となります。
ウィーは、2009年以来、12年間にわたりNIPSEAグループのCEOとして、年率10%以上成長してきた実績を踏まえ、主に「EPSの最大化」に努め、グローバルなオペレーションを統括しながら、売上拡大と利益の最大化を目指します。一方、若月は、資本市場とのコミュニケーションやM&Aなどの豊富な経験をもとに、主に資本市場の期待を高める「PERの最大化」に努めます。当社グループの経営管理全般にかかる業務を担うとともに、M&Aによるさらなる成長を目指します。なお、それぞれ主担当はあるものの、経営判断は2人で行い、全体の結果に対して共同責任を負います。
MSVの実現を目指す価値創造モデル
既存事業とM&Aの両輪で成長を加速させる「アセット・アセンブラー」モデルを通じて、「株主価値最大化(MSV)」を実現
