- 社会課題解決に向けた共同開発(加飾フィルム、自動運転支援ターゲットラインペイントなどの新世代技術)
- 定期的な製造現場への見学案内、顧客満足度調査の実施(技術・営業分野など)
- 健康と安全に配慮した高品質製品の提供
- 業界トレンドや技術共有などを目的とした各種イベントへの出展・参加(SURCAR(自動車)、国際オートアフターマーケットEXPO(自動車補修用)、高機能塗料展などでの講演、各種執筆活動)
- 顧客要請に応じてCDP(国際的なNGO)などの調査に回答
「株主価値最大化(MSV)」を経営上の唯一ミッションとし、富の創出を図る
当社グループは、MSVを経営上の唯一のミッションとして掲げる、日本発のユニークなグローバル企業です。「アセット・アセンブラー」モデルのもと、顧客・取引先・従業員・社会などへの責務を果たした上で、残存する「株主価値」の最大化に尽力し、富の創出を図っていきます。
ステークホルダーへの責務の充足
MSVの実現に当たっては、何よりもまず、顧客・取引先・従業員・社会などへの責務を充足することが大前提であり、ステークホルダーとの対話を通じた信頼関係は、「アセット・アセンブラー」モデルに必要不可欠なアセットです。今後も、ステークホルダーへの責務を果たした上で、残存する「株主価値」の最大化に尽力していきます。
主なステークホルダー
「責務の充足」例
顧客
「責務の充足」例
取引先
「責務の充足」例
- 資材とサービスの持続可能な調達に向けたアンケート調査の実施
- 人権侵害に加担した組織や人権侵害のもとで製造された原材料の排除
従業員
「責務の充足」例
- 労働組合のアンケートや外部調査などを通じた従業員満足度の把握、対話の実施
- 製品や事業などに関する知識・スキルの習得に向けた研修制度の設計・実施
- 不利益を受けることなく通報・相談できる内部通報制度の構築
「株価」を意識した経営
「EPS・PERの最⼤化」で、「株価」に反映
当社は、「EPS」と「PER」の最⼤化を通じて、経営上の唯⼀のミッションである「MSV」を追求しており、その帰結となる「株価」を意識した経営を実践しています。
過去10年間の株価・EPS・PERを⾒ると、いずれもTOPIX化学業種平均や競合他社(中央値)を上回って推移しています(下図参照)。今後も、持続的なEPS成⻑や資本市場からの期待を⾼めていくことで、MSVの実現を⽬指していきます。
当社株価の推移
当社EPSの推移
当社PERの推移
価値創造モデル
価値創造モデルを⽀えるのは、①既存事業のEPS向上、②M&Aを活⽤したEPS向上、③PERの最⼤化、の3つです。
財務・非財務アセット
INPUT
OUTPUT
人材・組織
INPUT
- 多様な人材が活躍できる職場づくり
- 変革を受け入れ、働き方を見直す
- 「Purpose」「グローバル行動規範」の浸透
- リスクマネジメントの実効性向上
OUTPUT
- 連結従業員数(海外比率)
33,763人(89.2%) - 従業員満足度
81%(日本) - 女性幹部職比率(グローバル)
24.8%
技術
INPUT
- 技術系人材の育成
- 研究開発の強化
- 生産設備などの維持・増強
- サステナブル製品の開発
OUTPUT
- 技術系人材(グローバル)
3,895人 - 新製品販売指数(NPSI)
20%(NIPSEAグループと日本グループの合計)
社外パートナー
INPUT
- 大学・研究機関などとのオープンイノベーションの推進
- 自動車メーカーなどとの共同研究の推進
- 投資家、ステークホルダーとの対話の促進
- ウットラムグループとのパートナーシップの進化・深化
OUTPUT
- 東京大学との共同開発
新規抗ウイルス材料 - ウットラムグループへ譲渡
欧州自動車用事業・インド事業
顧客基盤
INPUT
- 世界各国の消費者への供給を可能にする販売網の構築
- 不動産ディベロッパーなどとの戦略的提携の推進
- 自動車メーカーなどとの強固な信頼関係の構築
OUTPUT
- 中国国内の販売店数
104,000店 - 建築用塗料事業におけるNo.1シェアの国・地域数
13ヵ国・地域
ブランド
INPUT
- 広告宣伝・マーケティング活動の推進
- 消費者からの認知度向上
- 国際コンペティション「AYDA Awards」の開催
- 社会貢献活動の推進
OUTPUT
- 中国ブランド評価機関のブランド賞
7年連続で1位(壁面用塗料部門) - 豪州ブランド表彰
1位(DuluxGroupの各種ブランド)
財務基盤
INPUT
- 財務規律の徹底
- 負債調達を優先、レバレッジ余力の維持
- 金融機関・格付機関との対話促進
- グローバルな投資家基盤の構築
OUTPUT
- ネットD/Eレシオ
0.50倍 - R&I格付
A - 株主総利回り(TSR)
152.5%
自然・環境
INPUT
- 地球温暖化防止への取り組み
- 適切な水利用
- 環境配慮型製品などの開発を通じた環境負荷の低減
OUTPUT
- GHG排出量(スコープ1,2、グローバル)
55.6kg/生産量t - GPIFが採用するESG株式指数
6つ全てに選定