アセットの特長
- 成熟した太平洋※1・欧州の22ヵ国に展開し豪州を含む4ヵ国の建築用市場でシェアNo.1、6ヵ国でトップ3を獲得
- 3つの戦略(①太平洋市場におけるリーディングポジションの構築、②培ってきた成長力を成熟した欧州市場で活用、③培ってきた成長力をグローバルSAF※2事業で活用)を成長の柱に据え、日本ペイントグループの一員となった後も成長を加速
- オーガニック成長と戦略的M&Aにより、持続可能な成長の実現を目指す
- オーストラリア・ニュージーランド・パプアニューギニア
- 密封剤・接着剤・充填剤
毎年着実な成長を実現する優秀な経営陣
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パトリック・ジョーンズ COO Dulux Paints & Coatings Australia and New Zealand
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リチャード・ストゥークス COO DGL Europe Paints & Coatings (Cromology・JUB含む)
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マーティン・ウォード COO DGL Sealants, Adhesives & Fillers (Selleys・NPT含む)
財務成果
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2023年実績
売上収益は、汎用において、太平洋・欧州における経済要因や地政学要因に伴って販売数量が横ばいまたは減少となったものの、ブランド投資やイノベーション、顧客サービスへの継続的な注力により、増収となりました。塗料周辺事業においては、欧州において政府支援策の減少に伴いETICS(断熱材)の販売が伸び悩んだものの、主にNPTの新規連結影響により増収となりました。これらにより、売上収益は前期比14.4%増の3,604億円となりました。
営業利益は、新規連結影響や増収効果に加え、売上総利益率におけるコロナ影響からの正常化により、前期比16.7%増の346億円となりました。買収時(2019年)からの成長
優秀な経営陣のもと、3つの戦略を柱に据えたオーガニック成長や戦略的なインオーガニック成長により、高い収益成長を実現しています。また、インオーガニック成長を補完することを目的に、2019年の買収以降、30件以上の戦略的M&A(小規模なボルトオンM&Aを含む)を実行しました。
これらの結果、買収時と比較して、売上収益は167.2%増、営業利益は117.7%増となりました。売上収益・営業利益・営業利益率の推移
- セグメントベース(内部取引消去後、PPA反映後)
- プロフォーマ値。M&A費用などの一過性費用を含む
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2023年実績
売上収益は、汎用では、小売り向けにおいてコロナ影響からの正常化に伴い販売数量が減少するも、プロ向けにおける販売数量の増加により、全体では販売数量が前期並みとなり、増収となりました。
塗料周辺市場では、主にボルトオン買収により増収となりました。これらにより、売上収益は、前期比9.3%増の2,225億円となりました。
営業利益は、増収効果や売上総利益率におけるコロナ影響からの正常化がインフレに伴う販管費の上昇を打ち消したことにより、前期比9.3%増の285億円となりました。
豪州の建築用市場におけるシェアは、数量・金額ベースともにNo.1を維持しています。買収時(2019年)からの成長
プレミアムブランド製品への継続的な投資、消費者主導型のインサイト(洞察)、イノベーション、マーケティング、小売・プロ向け顧客サービスなどに重点的に取り組むことで、市場の成長を上回る成長を継続しています。また、複数のボルトオン買収を実施することで継続的なオーガニック成長を補完しています。
これらの結果、買収時と比較して、売上収益は65.0%増、営業利益は79.4%増となりました。売上収益・営業利益・営業利益率の推移
市場シェア※4:50%(前期比+0pt/買収時比+2pt)
20192020202120222023201948%202050%202150%202250%202350%- セグメントベース(内部取引消去後、PPA反映後)
- プロフォーマ値。M&A費用などの一過性費用を含む
- DuluxGroupの開示区分を変更したことにより、2022年・2023年はCraig&Rose、Maison Decoを含まず
- 数量ベース(当社推計)
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2023年実績
売上収益は、汎用では、経済要因や地政学要因によってフランスを中心に軟調な市況が継続するも、増収となりました。塗料周辺事業では、NPTの新規連結影響などにより、増収となりました。これらにより、売上収益は、前期比23.9%増の1,379億円となりました。
営業利益は、増収効果や新規連結影響、売上総利益率におけるコロナ影響からの正常化がインフレに伴う販管費の上昇を吸収し、増益となりました。これらにより、営業利益は前期比70.4%増の61億円(2022年はPPAに伴うステップアップ費用などの一過性要因を含む)となりました。
主要な欧州市場の建築用におけるシェアは、Cromology、 JUBともにリーディングポジションを維持しています。買収時(2022年)からの成長
太平洋市場における長年の継続的な成長力をもとに、欧州建築用市場No.4のCromology、中欧建築用市場のリーダーであるJUBを中心に成長加速を進めています。また、イタリアの接着剤メーカーであるNPTの買収を通じ、塗料周辺事業においても基盤を拡大しています。
これらの結果、買収時と比較して、売上収益はNPTの新規連結影響がフランスにおける販売数量の減少を吸収し、26.4%増となりました。営業利益は、フランスにおける軟調な市況の影響や、NPTのM&A関連費用の計上などにより、37.2%減となりました。売上収益・営業利益・営業利益率の推移
市場シェア※2
Cromology 建築用 No.1(イタリア)、No.2(フランス(プロ向け)・ポルトガル)JUB 内装用 No.1(スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、コソボ)- 2021年はプロフォーマ値(Cromology、JUBの合算値)。2022年のJUBの業績は、12ヵ月分を表示(プロフォーマ値)。為替レートは1EUR=138.5円を適用。またDuluxGroupの開示区分を変更したことにより、2022年・2023年はCromology、JUB、NPT、Craig&Rose、Maison Decoの各事業を含む
- 当社推計
非財務成果(2023年実績)
DuluxGroup(連結) |
人材・組織
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自然・環境
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DGL(太平洋) |
人材・組織
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ブランド
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自然・環境
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DGL(欧州) |
人材・組織
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自然・環境
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