株主価値最大化(MSV)

経営上の唯一のミッションとして、すべてのステークホルダーへの責務を果たしたうえで、残存する価値を最大化し、株主に報いる

経営ミッション「株主価値最⼤化(MSV)」

MSVとは、顧客・取引先・従業員・社会など、全てのステークホルダーへの責務を⼗分に果たした上で、残存する価値を最大化し、株主に報いることです。

下図の通り、P/L(損益計算書)項目をステークホルダーとの関係で対比させると、売上収益は顧客、製造・販売費は取引先、人件費は従業員、金利は金融機関、税金は政府にそれぞれ対応します。MSVにおいては、まずこれらのステークホルダーに対するそれぞれの責務を充⾜することが⼤前提となります。「責務の充足」には法的な契約だけでなく、社会的、倫理的責務も含まれており、「サステナビリティ」の概念も包含されています。

そして、全てのステークホルダーへの責務を果たした上で、残存する価値を最大化し、かかるリスクを取って投資してくれた株主に報いることがMSVです。各ステークホルダーへの責務は上限がありますが、残存する株主価値には上限がありません。また、あくまで「中⻑期的な」株主価値最⼤化を志向しており、短期的な最⼤化を追求する考えではありません。

MSVの実現に向けて、「EPSの最大化」と「PERの最大化」の双方を追求

株価は「EPS(1株当たり当期利益)×PER(株価収益率)」で算出することができるため、当社は「EPSの最大化」「PERの最大化」の双方を追求しています。

EPSの最大化

「EPSの最大化」に向けては、

  1. 既存アセットのオーガニックな成長
  2. アセットのインオーガニックな積み上げ

の2軸で取り組んでおり、既存事業の成長に加え、最適な資金調達と財務規律の維持によるM&Aを通じて、「EPSの最大化」を目指していきます。 「当期利益」ではなく「EPS」の最大化を追求するのは、EPSの希薄化につながるような新株発行を伴えば、たとえ当期利益を拡大したとしても株主価値の減失につながりかねないためです。

PERの最大化

PERは基本的に、EPS向上に対する資本市場からの期待値の反映です。当社は、積極的なIR活動や最適な財務戦略、サステナビリティ対応などと併せて、「良質なM&A」実績を積み上げることで、EPS向上への期待を高め、「PERの最大化」を目指していきます。

MSV実現に向けた道筋

MSVの実現に向けては、「EPS(1株当たり当期利益)」と「PER(株価収益率)」が重要な指標となります。当社グループは、EPS・PERの最大化につながる各種取り組みを推進することで、MSVの実現を中長期的に目指していきます。

MSV

EPSの
最大化

PERの
最大化

  • オーガニック(既存事業)

    「自律・分散型経営」に基づくEPS成長
    (市場シェア・収益性の向上)

    テクノロジー・人材のの飽くなき追求、
    ITの集約的な利用

    品質向上、コスト低減、設備投資の
    効率化に向けた積極的な追求

    「アセット・アセンブラー」としての
    プラットフォームの活用

  • インオーガニック(M&A)

    M&AによるEPS積み上げ

    当社グループへの参画を希望する
    買収候補先の誘致

    資金調達に係るコスト・リスクの
    低減と高PERの維持

  • バランスシート・マネジメント

    財務規律の徹底

    市場が許容する範囲内での
    負債レバレッジ


    EPS増加を前提とした
    エクイティ・ファイナンス

  • 資本市場とのコミュニケーション

    市場期待の醸成

    エクイティ・ストーリーの浸透

    対話の拡充

    開示資料の充実

サステナビリティを
事業へ深く結びつける
=MSV実現の大前提

  • サステナビリティ

    環境&安全

    低炭素・環境配慮型製品の開発

    労働安全衛生の確保

  • 人とコミュニティ

    多様な従業員の確保・育成

    ステークホルダーからの信頼獲得

  • イノベーション

    サステナブル製品の開発(NPSI↗︎/LCA把握)

    化学物質管理

  • ガバナンス

    経営の監督

    リスクテイクの促進

  • 調達

    低コストで持続可能な調達

    環境・人権リスクの抑制

「MSV」を支える人材

「アセット・アセンブラー」の鍵は人材であり、人材こそが成長の原動力です。 共同社長体制、大株主ウットラムグループ、取締役会、各パートナー会社(CEO・幹部職・従業員)がそれぞれの役割を発揮することで、 共通の価値観であり使命である「MSV」の実現を目指します。

MSV

大株主
ウットラムグループ

  • 当社グループにとって62年もの長きにわたるパートナーであり、非上場の資産運用会社として投資業を営む

  • MSVという共通の価値観・判断軸を持ち、少数株主と利害が完全に一致

共同社長体制

強固なパートナーシップのもと、それぞれが主に担当する役割を果たしつつも経営判断は共同で行い、MSVに資するコーポレート・アクションを実行

取締役会

  • 取締役全員がMSVを志向

  • 少数株主利益の保護を徹底

  • 豊富な経験を踏まえたM&Aの目利き力

パートナー会社

CEO
  • 塗料・周辺事業における10年以上の経営経験

  • 新事業を立ち上げ、新市場を開拓する飽くなき成長マインド

  • 市場シェアの向上に向けた強力なリーダーシップ

幹部職
従業員
  • 「LFG(Lean For Growth:無駄のない成長)」などの行動指針を体現した貪欲な成長意欲

  • 深い製品知識や応用技術・スキルを保有したプロフェッショナル

  • 市場動向や顧客ニーズへの迅速かつ柔軟な対応力

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