トップメッセージ

「自律・分散型経営」のもと、「アセット・アセンブラー」モデルによる
「株主価値最大化(MSV)」実現へ

2021年度にスタートした「中期経営計画(2021-2023年度)」は、最終年度の1年を残すばかりとなりました。これまでの2年間を振り返れば、コロナ影響の拡大・長期化やロシアによるウクライナ侵攻などの影響により、サプライチェーンの混乱や急激なインフレによる原材料価格の高騰、金利上昇など、当社グループを取り巻く経営環境は大きく様変わりしました。しかしながら、各地でのシェア向上や継続的な製品値上げ、Cromology、JUBのM&A効果などもあり、2022年度の売上収益は過去最高を達成することができました。営業利益についても、中国引当金などの一過性費用の計上、トルコにおける超インフレ会計の適用があったものの、増収効果や継続的なコスト抑制策などにより、過去最高を達成しています。為替影響などの一過性要因を除いた実質ベースでも増収増益を確保しており、既存事業と新規M&Aの両輪で成長を加速する「アセット・アセンブラー」モデルの強靭さを強く実感する結果となりました。中計目標として掲げる2023年度の営業利益1,400億円を超える水準の達成に向けて、シェア向上とマージン改善にグループ一丸で取り組んでいきます。

当社は既に、次期中期経営計画に向けた準備に着手しています。次期中計では、現中計で達成できたこと、未達に終わったことを整理しながら、より一層の成長を図っていく方針です。

私たち共同社長は、強固なパートナーシップのもと、それぞれが主に担当する役割を果たしつつも経営判断は共同で行い、MSVに資するコーポレート・アクションを実行しています。今後も、グループ全体を貫く存在意義を示すPurpose「サイエンス+イマジネーションの力で、わたしたちの世界を豊かに。」のもと、国内外のパートナー会社を率いる経営陣の能力を最大限に引き出す「自律・分散型経営」を推進していきます。また、各パートナー会社の経営陣は、当社グループのスケールメリットを活用した上で、相互に連携・協働しながら、自律的な成長を追求していきます。さらに、「アセット・アセンブラー」として、良質で低いリスクの買収を継続して積み重ねていきます。投資家の皆様には、今後ともご理解、ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年9月30日

取締役 代表執行役共同社長

若月雄一郎

取締役 代表執行役共同社長

ウィー・シューキム

MSVを追求する共同社長体制

MSVの実現において、「EPS(1株当たり当期利益)」と「PER(株価収益率)」が重要な指標となります。
ウィーは、2009年以来、現在に至るまでNIPSEAグループのCEOとして、年率10%以上成長してきた実績を踏まえ、主に「EPSの最大化」に努め、グローバルなオペレーションを統括しながら、売上拡大と利益の最大化を目指します。一方、若月は、資本市場とのコミュニケーションやM&Aなどの豊富な経験をもとに、主に資本市場の期待を高める「PERの最大化」に努めます。当社グループの経営管理全般にかかる業務を担うとともに、M&Aによるさらなる成長を目指します。なお、それぞれ主担当はあるものの、経営判断は2人で行い、全体の結果に対して共同責任を負います。

EPS(1株当たり当期利益)

取締役 代表執行役共同社長
ウィー・シューキム

  • EPSの最大化に貢献
  • グローバルな事業運営の実施と統括
  • 豊富な企業経営の経験 / NIPSEAグループCEOとしての実績

PER(株価収益率)

取締役 代表執行役共同社長
若月 雄一郎

  • PERの最大化に貢献
  • グローバルでのM&A実施と統括
  • 豊富な資本市場の経験 / M&Aの経験と実績

共同社長就任メッセージ動画
(2021年4月28日「代表執行役(社長交代)の異動に関する記者会見」より)

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