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中期経営計画進捗(2023)


2023年4月7日公表

日本ペイントグループ 中期経営計画進捗

中期経営計画(2021-2023年度)進捗の概要

オーガニック+M&A を通じ、 MSV(株主価値最大化)を実現する当社モデルの強さを再認識

中計策定時比で急激な外部環境の変化があるもオーガニック+M&A による着実な成長を見込む

中計策定時点と現在の比較(2023年12月期予想)

売上収益については、2021年当時は2023年に1兆1,000億円を目指していましたが、現在は1兆4,000億円をガイダンスとしています。

(億円)
2021年3月中計策定時
2023年2月発表
売上収益
2021年3月中計策定時
11,000
2023年2月発表
14,000
営業利益
2021年3月中計策定時
1,400
2023年2月発表
1,400

アセット別戦略

地域別分析:製品値上げなどにより、大部分の地域で当初見通しを上回る売上成長を実現

売上収益
(億円)
2021年
実績
(短信ベース)※1
2022年
実績
(短信ベース)
YoY 2023年
予想
(現地通貨ベース)
定性情報
日本 1,740 1,842 +5.8% +5%前後
  • セグメント変更(海外船舶用追加)あり
  • 自動車用は、半導体や部品不足の影響を受けるも、ほぼ計画通りの見込み
  • 工業用・汎用は、積極的な製品提案などによるシェア拡大策や製品値上げを実施も、コロナ影響などにより未達の見込み
NIPSEA中国 3,791 3,951 +4.2% +5-10%
  • TUCは、市場が想定以上に成長し、市場シェア拡大。計画を上回る見込み
  • TUBは、市場が軟調に推移する中、計画を下回る見込み
  • 中国全体では、当初計画を上回る見込み
NIPSEA中国
以外※2
1,038 1,195 +15.1% +0-5%
  • マレーシア・シンガポール・タイの各グループにおいて、製品値上げの浸透や塗料周辺事業が拡大し、市場成長を上回り市場シェアが向上。計画を上回る見込み
BetekBoya社
(トルコ)
492 1,236 +151.3% +30%前後
  • 超インフレ環境下、製品値上げやブランド戦略の奏功に加え、塗料周辺事業が拡大し、市場シェアが向上。超インフレ会計の影響を受ける中、計画を上回る見込み
PT Nipsea社
(インドネシア)
395 458 +15.9% +15%前後
  • 製品値上げや代理店の拡充、CCM※3の普及により、市場シェアを拡大。計画を上回る見込み
DuluxGroup
(連結)
1,762 1,873 +6.3% +5-10%
  • 太平洋※5地域では、プレミアム製品の売上比率拡大の継続、原材料価格に対応した製品値上げ、塗料周辺事業におけるボルトオン買収の貢献により、計画を上回る見込み
Cromology社
(欧州)
- -※5 - +5-10% -
JUB社
(欧州)
- -※5 - +5-10% -
米州 764 831 +8.8% +0-5%
  • 自動車用は、半導体や部品不足の影響を受けるも、ほぼ計画通りの見込み
  • 汎用は、2022年上期までの堅調な市況や製品値上げなどにより、ほぼ計画通りの見込み

※1: 2022年第1四半期よりセグメント区分を変更したことに伴い、遡及修正を実施
※2: NIPSEA中国以外のセグメント合計から Betek Boya社とPT Nipsea社を差し引いた数値
※3: Computerized Color Matching
※4: オーストラリア・ニュージーランド・パプアニューギニア
※5: Cromology社は2022年1月、JUB社は2022年6月より新規連結開始のため、 2022年の実質ベースには含まれず



サステナビリティ戦略

「アセット・アセンブラー」モデルにより株主価値最大化(MSV)を実現する「サステナビリティ基本方針」を制定

変更のポイント

ESGステートメント
サステナビリティ基本方針
株主価値最大化(MSV)の位置付け
ESGステートメント
持続可能性改善計画を推し進めることは、新たな事業機会や株主価値最大化(MSV)につながると記載
サステナビリティ基本方針
株主価値最大化(MSV)をサステナビリティの ゴール とすることを明示

各パートナー会社の好事例の共有や重点課題を特定し、ロードマップを策定

チーム マテリアリティ 2022年の主な取り組み・実績 2023年以降の目標・活動内容
環境&安全
  • 気候変動
  • 資源と汚染
  • 労働安全衛生
  • さらなる改善のための重点分野を特定
    • 気候変動
    • 資源の使用
    • 安全上の重大なリスク
  • 標準化された指標と実行計画の合意
  • 実行および開示
    • スコープ3
    • 水の使用量
    • 潜在的重大事故の件数
  • TCFDのリスクと機会の評価と取り組みの実行
人とコミュニティ
  • ダイバーシティ&インクルージョン
  • コミュニティとともに成長
  • 女性従業員比率向上のための取り組みを共有
  • ダイバーシティを認め合うというグループの方針を決定
  • グローバルCSR フレームワークを制定
  • 各地域の目標に合わせて女性幹部職比率を向上
  • グローバルな枠組みと目標に向けた長期のコミュニティエンゲージメント戦略を策定
イノベーション
  • 社会課題を解決するイノベーション創出
  • イノベーション戦略とロードマップを策定
  • サステナブル製品の再定義
  • グリーン・デザイン・レビューを策定
  • 再生材料を使用したパッケージの確立
  • サステナビリティ・スコアボード得点システム を導入するパートナー会社を拡大
  • 化学物質管理対象を特定し、フェーズアウト計画を策定
ガバナンス 全マテリアリティ
  • 取締役構成のダイバーシティ向上
  • 取締役による成長戦略議論の充実
  • 「Nippon Paint Group Global Code of Conduct」を制定
  • 「アセット・アセンブラー」モデルに基づく、グループ・リスクマネジメント基本方針の刷新、グループ内部通報窓口方針を制定
  • 成長戦略議論のさらなる高度化、後継者計画の充実・実行
  • グループ・リスクマネジメントの実効性向上と検証
  • 各パートナー会社の内部通報窓口制度の運用定着・実効性向上と検証
  • 社会の要請の変化に即応するガバナンス体制(コンプライアンス、リスクマネジメント含む)へのアップデート
調達 全マテリアリティ
  • グローバルチームを設立
  • サプライヤー行動規範の策定とサプライヤーアンケートを作成
  • 地域ごとにチームを編成
  • トライアルサプライヤー調査を実施
  • サプライヤー調査を実施
  • サプライヤーESG評価方法を定義
  • スコープ3開示原材料関連



M&A戦略

自律・分散型経営の強みを生かし、引き続き、積極的にM&A戦略を推進

M&A戦略については、基本的な考え方に大きな変化はありません。ターゲット、当社の強み、財務規律の全てにおいて、MSVを軸に検討し、リスクを抑えながら、EPSの向上に寄与する優良なM&Aを積み上げていきたいと考えています。

※1 : 投下資本利益率(一過性費用調整後)
※2 : 加重平均資本コスト



「日本ペイントグループ 中期経営計画進捗説明会」関連資料



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