業績・財務・ESGデータ

直近の決算状況や業績見通しの解説に加えて、主要な財務・非財務・ESGデータを過年度にわたりグラフで掲載しています。

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直近の業績・見通し

直近の業績

2023年12月期第2四半期の連結業績(2023年1月1日~2023年6月30日)

当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、2022年5月31日にクロージングした欧州塗料メーカーDP JUB delniska druzba pooblascenka d.d.の子会社化や円安の影響、主力事業である中国の汎用塗料において、新型コロナウイルス感染症に伴う都市封鎖等の解除を背景に経済活動の正常化が進んだことなどにより、連結売上収益は6,929億25百万円(前年同期比11.4%増)となりました。連結営業利益は、製品値上げの浸透などによる売上総利益率の改善や、中国において貸倒引当金を追加計上した前年同期からの反動などにより、837億38百万円(前年同期比98.9%増)となりました。連結税引前四半期利益は819億54百万円(前年同期比105.4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は608億98百万円(前年同期比125.8%増)となりました。

日本

自動車用塗料の売上収益については、自動車生産台数が半導体供給不足等の影響を受けて落ち込んだ前年からの反動増もあり、前年同期を上回りました。工業用塗料の売上収益については、市況が前年同期を下回って推移したものの、製品値上げが浸透した結果、前期並みとなりました。汎用塗料の売上収益については、線状降雨帯など、天候の影響を受けたものの、製品値上げの浸透が進んだ結果、前年同期を上回りました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は973億24百万円(前年同期比11.3%増)、連結営業利益は79億54百万円(前年同期比214.0%増)となりました。

NIPSEA

自動車用塗料については、中国において、半導体不足や都市封鎖等を背景に自動車生産台数が落ち込んだ前年からの反動増など、タイを含めたセグメント全体で自動車生産台数の回復が進んだ結果、前年同期を上回りました。汎用塗料の売上収益については、中国において、都市封鎖等の解除による経済活動の正常化が進展したことや、既存住宅向け内装需要が引き続き堅調に推移したことに加え、シンガポール、マレーシア、インドネシア等の主要市場において、製品値上げが浸透した結果、前年同期を上回りました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は3,728億93百万円(前年同期比9.6%増)、連結営業利益は548億96百万円(前年同期比145.3%増)となりました。

DuluxGroup

汎用塗料の売上収益については、金利上昇に伴う消費者需要の減少などの影響を受けるも、オセアニア及び欧州において、製品値上げの浸透により、前年同期を上回りました。塗料周辺事業の売上収益については、オセアニア及び欧州において、各ブランドの製品値上げが浸透したことで、前年同期を上回りました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は1,707億28百万円(前年同期比16.1%増)、連結営業利益は184億76百万円(前年同期比32.0%増)となりました。

米州

自動車用塗料の売上収益については、中核地域であるアメリカにおいて、自動車生産台数が半導体供給不足等の影響を受けて落ち込んだ前年からの反動増に加え、堅調な需要が継続していることを背景に、前年同期を上回りました。汎用塗料の売上収益については、米国経済や住宅市場の低迷に加え、カリフォルニア州における悪天候の影響を受けた結果、前年並みとなりました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は519億79百万円(前年同期比9.7%増)となりました。連結営業利益は、固定資産売却益を計上した前年同期からの反動により、34億49百万円(前年同期比31.9%減)となりました。

売上収益構成比

セグメント別売上収益構成比
単位:(百万円)
セグメント別売上収益構成比
日本:97,324
NIPSEA:372,893
DuluxGroup:170,728
米州:51,979
事業別売上収益構成比
単位:(百万円)
事業別売上収益構成比
自動車用塗料:85,320
汎用塗料:445,076
工業用塗料:43,228
ファインケミカル:9,485
その他塗料:38,588
塗料周辺事業:71,226

《売上収益》

2020年度は、2017年度に米州塗料メーカー、2019年度に豪州とトルコの塗料メーカーを買収したことに加え、中国を中心にアジアでの建築用事業の拡大が奏功しました。 2021年度は、インドネシア事業の買収や各地域での製品値上げの浸透、円安が貢献し増収となりました。 2022年度は建築用を中心とした継続的な製品値上げや新規連結効果、為替影響もあり、6年連続での増収・過去最高の売上収益を達成しました。

売上収益グラフ売上収益グラフ

(単位 : 百万円)


1Q 2Q累計 3Q累計 通期
2023年12月期※3 330,213 692,925
2022年12月期※3 285,096 622,049 979,916 1,309,021
2021年12月期※2 222,678 481,787 736,257 998,276
2020年12月期※1 162,916 345,440 556,581 772,560

※1:2021年8月10日に公表したウットラムへの事業譲渡に伴い、欧州自動車用事業およびインド2事業を非継続事業へ分類。2020年3Q累計、通期は遡及修正した継続事業のみの数値
※2:2021年8月10日に公表したウットラムへの事業譲渡に伴い、欧州自動車用事業およびインド2事業を非継続事業へ分類したことにより2021年12月期は非継続事業を除いた継続事業のみの数値
※3:2022年2Q累計より、トルコの子会社に対して超インフレ会計を適用。2022年12月期および2023年12月期は適用後の数値。

《営業利益》

2020年度は買収効果や中国事業の成長により、過去最高を達成しました。2021年度は原材料価格の高騰や中国での引当金などの計上も、増収効果や固定費削減により前年並みとなりました。2022年度は原材料価格の高騰や中国において貸倒引当金を追加計上や超インフレ会計の適用による影響を受けたものの、製品値上げの浸透などの増収効果により増益となり、2021年度を上回り過去最高となりました。

営業利益グラフ営業利益グラフ

(単位 : 百万円)


1Q 2Q累計 3Q累計 通期
2023年12月期※3 34,909 83,738
2022年12月期※3 21,898 42,104 82,428 111,882
2021年12月期※2 24,699 48,961 66,737 87,615
2020年12月期※1 15,234 34,669 64,687 87,594

※1:2021年8月10日に公表したウットラムへの事業譲渡に伴い、欧州自動車用事業およびインド2事業を非継続事業へ分類。2020年3Q累計、通期は遡及修正した継続事業のみの数値。また2021年第4四半期よりクラウドコンピューティング契約に関する会計方針への変更に伴い、2020年通期は遡及修正後の数値
※2:2021年8月10日に公表したウットラムへの事業譲渡に伴い、欧州自動車用事業およびインド2事業を非継続事業へ分類したことにより2021年12月期は非継続事業を除いた継続事業のみの数値。また2021年第4四半期よりクラウドコンピューティング契約に関する会計方針への変更に伴い、2021年12月期は変更後の数値
※3:2022年2Q累計より、トルコの子会社に対して超インフレ会計を適用。2022年12月期および2023年12月期は適用後の数値。

《親会社の所有者に帰属する当期利益》

親会社の所有者に帰属する当期利益は、営業利益などの利益項目の推移に概ね比例しています。2021年度はアジア合弁事業100%化・インドネシア事業の買収などにより、当期利益は大幅に増加しました。2022年度は製品値上げの浸透などによる営業増益効果により、増益となりました。

親会社の所有者に帰属する当期利益親会社の所有者に帰属する当期利益

(単位 : 百万円)


1Q 2Q累計 3Q累計 通期
2023年12月期※3 25,340 60,898
2022年12月期※3 13,225 26,971 55,185 79,418
2021年12月期※2 16,342 33,274 50,308 67,569
2020年12月期※1 7,470 16,890 31,637 43,921

※1:2021年第4四半期よりクラウドコンピューティング契約に関する会計方針への変更に伴い、2020年1Q、通期は変更後の数値
※2:2021年第4四半期よりクラウドコンピューティング契約に関する会計方針への変更に伴い、2021年12月期は変更後の数値
※3:2022年2Q累計より、トルコの子会社に対して超インフレ会計を適用。2022年12月期および2023年12月期は適用後の数値。



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