直近の業績
2024年12月期第1四半期の連結業績(2024年1月1日~2024年3月31日)
当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、主力事業である中国の汎用塗料において販売数量が増加したことや、円安の影響などにより、連結売上収益は3,843億19百万円(前年同期比16.4%増)、連結営業利益は426億64百万円(前年同期比22.2%増)となりました。連結税引前四半期利益は413億44百万円(前年同期比23.6%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は302億80百万円(前年同期比19.5%増)となりました。
日本
自動車用塗料の売上収益については、自動車生産台数が減少したことにより、前年同期を下回りました。工業用塗料の売上収益については、製品値上げの浸透が進んだものの、市況が前年同期を下回って推移した結果、前期並みとなりました。汎用塗料の売上収益については、製品値上げの浸透が進んだものの、物価高騰に伴う消費控えや低価格製品ニーズの高まりの影響を受けた結果、減収となりました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は464億45百万円(前年同期比1.2%減)となりました。連結営業利益は、製品値上げの浸透などによる売上総利益率の改善により、37億9百万円(前年同期比40.7%増)となりました。
NIPSEA
自動車用塗料の売上収益については、タイにおいて自動車生産台数が前年同期を下回ったものの、中国において自動車生産台数が前年同期を上回ったことにより、セグメント全体では前年同期を上回りました。汎用塗料の売上収益については、中国において既存住宅向け内装需要が引き続き堅調に推移したことに加え、マレーシア、シンガポール、トルコ等の主要市場においても、販売数量が増加したことや製品値上げが浸透した結果、前年同期を上回りました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は2,162億50百万円(前年同期比21.5%増)、連結営業利益は314億31百万円(前年同期比28.0%増)となりました。
DuluxGroup
汎用塗料の売上収益については、太平洋及び欧州において市況が軟化したことなどにより販売数量が伸び悩んだものの、円安影響により前年同期を上回りました。塗料周辺事業の売上収益については、欧州におけるETICS(断熱材)の販売数量の増加に加え、太平洋における事業買収や2023年7月6日に買収完了した欧州塗料周辺製品メーカーN.P.T. s.r.l.による業績寄与により、増収となりました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は931億20百万円(前年同期比13.9%増)となりました。連結営業利益は、インフレに伴う販管費の増加などにより、71億81百万円(前年同期比1.5%減)となりました。
米州
自動車用塗料の売上収益については、中核地域であるアメリカにおいて、日系自動車メーカーを中心とした自動車生産台数の回復や製品値上げの浸透が進んだ結果、前年同期を上回りました。汎用塗料の売上収益については、米国経済や住宅市場の低迷の影響を受けたものの、カリフォルニア州における天候不順の影響が前年同期よりも減少した結果、前年同期を上回りました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は285億3百万円(前年同期比21.6%増)、連結営業利益は11億96百万円(前年同期比60.6%増)となりました。
売上収益構成比
セグメント別売上収益構成比
単位:(百万円)
■日本:46,445
■NIPSEA:216,250
■DuluxGroup:93,120
■米州:28,503
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事業別売上収益構成比
単位:(百万円)
■自動車用塗料:44,768
■汎用塗料:250,215
■工業用塗料:21,815
■ファインケミカル:5,208
■その他塗料:21,487
■塗料周辺事業:40,825
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《売上収益》
2017年以降に実施した複数のM&Aによる積み上げに加え、中国を中心としたアジアの建築用事業が大きく成長したことで、売上成長が加速しています。2023年は、建築用塗料を中心とした販売数量の増加や製品値上げの浸透、NPTの新規連結影響や円安が貢献し、7年連続の増収・過去最高の売上収益を達成しました。
(単位 : 百万円)
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1Q | 2Q累計 | 3Q累計 | 通期 |
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2024年12月期※3 | 384,319 | ‐ | ‐ | ‐ |
2023年12月期※3 | 330,213 | 692,925 | 1,085,878 | 1,442,574 |
2022年12月期※3 | 285,096 | 622,049 | 979,916 | 1,309,021 |
2021年12月期※2 | 222,678 | 481,787 | 736,257 | 998,276 |
2020年12月期※1 | 162,916 | 345,440 | 556,581 | 772,560 |
《営業利益》
2020年以降、売上成長に比例して4年連続の増益を達成しています。2023年はトルコにおける超インフレ会計の影響があったものの、増収効果や売上総利益率の改善などにより、過去最高益となりました。
(単位 : 百万円)
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1Q | 2Q累計 | 3Q累計 | 通期 |
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2024年12月期※3 | 42,664 | ‐ | ‐ | ‐ |
2023年12月期※3 | 34,909 | 83,738 | 131,625 | 168,745 |
2022年12月期※3 | 21,898 | 42,104 | 81,831 | 111,882 |
2021年12月期※2 | 24,699 | 48,961 | 66,737 | 87,615 |
2020年12月期※1 | 15,234 | 34,669 | 64,687 | 87,594 |
《親会社の所有者に帰属する当期利益》
親会社の所有者に帰属する当期利益は、営業利益などの利益項目の推移に概ね比例しています。2020年以降、増収効果に伴う営業増益により、4年連続で増加しました。
(単位 : 百万円)
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1Q | 2Q累計 | 3Q累計 | 通期 |
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2024年12月期※3 | 30,280 | ‐ | ‐ | ‐ |
2023年12月期※3 | 25,340 | 60,898 | 93,444 | 118,476 |
2022年12月期※3 | 13,225 | 26,971 | 54,695 | 79,418 |
2021年12月期※2 | 16,342 | 33,274 | 50,308 | 67,569 |
2020年12月期※1 | 7,470 | 16,890 | 31,637 | 43,921 |