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企業情報・経営
2017.01.05

2017年 年頭所感

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日本ペイントホールディングス株式会社
代表取締役社長 田堂哲志


新年あけましておめでとうございます。
新しい年、2017年が始まりました。
日本はもとより世界各地の日本ペイントホールディングスグループの皆さんが、それぞれ新たな抱負と希望を持って新年をお迎えになったことと思います。
わたくしも当社グループの社長として3期目となる新年を穏やかに迎えることができたことにまずは感謝し、心を新たにしています。



さて、皆さんよくご存知の通り、当社は昨年、12月決算に変更にいたしましたので、12月31日をもって2016年度は終わり、本日から新しい年度、2017年度がスタートします。決算期変更にあたり、また9か月で期末を迎えるということ、また各種制度変更等に対応するため、各部門での業務負担は決して少なくなかったと思います。皆さん、お一人お一人の努力と貢献に、この場を借りて感謝の意を表します。

来週火曜日、1月10日に方針説明会を開催し、今年度の計画等につき、詳細に説明いたしますが、今日は、年頭と新年度の開始にあたり、2016年度のクリティークと今年度、2017年度の計画について、ポイントをお話しいたします。

 1. 2016年のクリティーク

一昨年から、体制を変更し、各事業会社にそれぞれの専門領域で、究極の部分最適を目指していただき、ホールディングスは全体最適を考えるという分担をすることにいたしました。総合デパートではなく、とびきり強い専門店を目指していただくことにしたのです。このような体制にすることにしたのは、例えば日本のような低成長市場では、専門領域に注力し、圧倒的な競争優位の立場を確立しない限り、生き残ってゆけないからです。
その観点から見ると、事業会社を分社した効果が少しずつではあるけれども、出て来ていると感じています。グローバルで戦うための体制整備はまだ不十分ですし、解決しなければならない課題も山積していますが、それでも効果が出つつあることを嬉しく思うと同時に、この方向性を今後も堅持し、事業会社がそれぞれの領域で、圧倒的に強いポジションを目指し、そして獲得できることを期待します。

今年も昨年12月に事業会社・HD機能部門のKPI進捗評価を実施しました。16年度の位置づけは、現行の「中期経営計画」の最終年度である今年、あるべき姿を必ず達成することが「目途づけ」できる年でした。すなわち、17年度のゴールがイメージできている年でなければならない、というものでした。今ここで改めて皆さんにお聞きしたい。現在、中期経営計画の達成をイメージできていますか。
2年間の取り組みを通じ、課題設定の重要性、実行の困難さを感じておられると思いますが、当社グループはあくまでも同じ方向感、1つの方向性を共有し、将来のありたい姿である<グローバルペイントメジャーに匹敵する企業>を目指さねばなりません。
そしてその実現は、まさに人。皆さん一人一人の「熱意」と「情熱」、とそして「実行」にかかっています。

 2. 2017年の位置づけ

私たちを取り巻く環境がどれほど変わろうとも、中計のゴール、すなわち今年度末に達成しなければならないゴールは変わりません。そのために昨年10月、私から各事業会社社長、HD機能部門長に「策定方針」を示した上で、17年度の計画を策定してもらいました。
その計画がブレークダウンされ、皆さん一人一人のテーマに落とし込まれ、それら1つ1つのテーマの達成が、すなわち事業会社、HD機能部門の中計目標を達成することに繋がり、同時に日本ペイントホールディングスの中計目標を達成することになります。全てが関連づけられ、活動しているのだということはこれまで何度も申し上げて来たことです。
また、18年度から次期中計が始まります。今期の、中計最終年度のゴールの姿が、次のステップにつながる重要な関係を持つのです。

最後に、昨年12月22日に発表いたしました、米国の塗料メーカー、Dunn Edwardsの買収に関し、触れておきます。日経新聞等でも報道されましたので、概要はご存知かと思いますが、Dunn Edwardsは、カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置く、主として建築用塗料の製造・販売する会社です。現在、3月初旬の株式取得完了を目指し、各種手続きを進めています。
これまで当社の米州セグメントは、自動車用塗料が事業の中心でしたが、今回の買収により、売上高規模で言えば、現在の自動車用塗料事業より大きな建築用塗料事業を獲得し、安定的な成長が期待できる米国において、第2の柱を構築する基盤ができました。カリフォルニア州を中心とするアメリカ南西部で90年以上の歴史を誇る、建築用塗料領域でリーディングポジションを持つこの会社が当社のグループ会社となります。
中国・アジアでの事業成長・拡大が、現在の中期経営計画の柱ではありますが、将来のありたい姿であるグローバルペイントメジャーを目指し、大きな一歩を踏み出すことができたと認識しています。

皆さん一人一人が、当社の存在意義を十分に理解され、どのように取り組めば更に存在価値を向上させることができるかを理解し、それを実践できる人材となり、当社のありたい姿に向け、大きく成長されることを期待して、年頭所感といたします。中期経営計画の達成を確かなものにするために、ともに頑張りましょう。

以上

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