日本ペイントホールディングス株式会社(本社:大阪市北区、社長:田堂哲志)は、本日2018年3月14日、 創業137周年を迎え、大阪本社ビルにおいて記念式典を実施致しました。
以下に社長式辞(要約)を掲載致します。
日本ペイントホールディングス株式会社
代表取締役社長 田堂哲志
創業137年を迎えて
今年もみなさんと一緒に創業記念日を迎えることができますのも、当社製品をご愛顧いただいているお客様をはじめ、お取引先、諸先輩方、そして社員の皆さんの絶大なご支援の賜物であり、感謝の気持ちでいっぱいです。
創業記念日は、当社グループが歩んできた長い道のりや数々のドラマを振り返り、未来へとバトンを繋ぐための展望を考えるよい機会です。
視線を先に延ばし、創業150年200年を迎えた当社に思いを馳せ、そこから今を振り返ってみたとき、ここ十数年は、当社グループの歴史の中で非常に大きく、そして重要な変化の波に直面した期間の一つであると言えるでしょう。
平成から新たな元号へ変わる時代の大きな変化、当社グループを取り巻く様々な環境の変化、そして、制度・風土改革による経営と社員の足並みを揃えようとしている変革期の中で、これを好機と捉え、積極的にこれからの成長と発展を目指していきましょう。当社グループが新しい時代を切り開いてゆくことを信じています。
当社は2014年 持株会社体制に移行し、また、アジアの合弁会社8社を連結し、大きく組織が変わりました。現在、グループ社員20,000人のうち、85%が外国籍のメンバーで構成されています。
この様な変化を機会として、従来からある当社の経営理念のコアバリューを損ねることなく、かつ、グローバルにグループ全社員にしっかり浸透できるように、2018年より刷新しました。
歴史を繙きますと、当社の「中興の祖」といわれる第四代社長小畑源之助氏が、創業者の茂木重次郎氏に想いを馳せ、日本で初めて国産に成功した塗料で新しい文化をもたらしたように、新しい価値で社会に貢献し続け、単に企業の価値を高めるだけでなく、企業を社会に役立つものにしたいと考えて、社是を制定したのではないでしょうか。
経営理念とは、未来永劫、希求する当社の方向性を示すもので、言わば羅針盤と同じ存在です。また、当社グループに所属する限りにおいては、社員として自らを律しなければならない規則でもあり、困った時や何かを決断する時に拠り所となる ”バイブル” でもあります。
今後、新経営理念を社員一人ひとりに正しく、深く理解してもらう作業こそが、実は本当に大事な活動と考えています。
さて、話題を変えますと、先日閉幕した平昌オリンピックは、わたしも多くの競技をテレビで観戦し、感動しました。冬季オリンピック史上最高のメダル獲得数、怪我という逆境に打ち勝った羽生結弦選手、見事なチームワークを発揮したカーリングやパシュートの選手達、一方で、本番一本勝負の世界で思うように力が発揮できなかった選手達。選手全員にドラマがあり、乗り越えてきた努力の日々があると思うと、わたしは自宅で感動するばかりでした。3月9日にはパラリンピックも開幕し、テレビの向こうで素晴らしい活躍をみせる日本人選手たちに、2年後のオリンピックが重なります。次は東京です。当社グループから、オリンピック選手を出したい! 当社グループの製品でオリンピックに貢献したい! 今まさに、そのチャンスがあり、そのチャンスを確実に獲得したいと考えます。
都内を走るマラソンコースに、当社グループの製品である遮熱塗料が使われる見込みです。詳細は日本ペイントホールディングスの採用ホームページに、担当社員の皆さんが採用を目指して奔走した様子が載っていますので、是非見てください。暑い夏に開催されるオリンピックで、当社グループの製品が、選手やスタッフ、そして観客の方々の負担を大きく減らし、大会に貢献できると思うと、今からとても楽しみです。
オリンピック出場を期待する女子卓球部には、2018年3月1日付で新たに松平志穂選手が加入しました。2018年2月に加入した、田代早紀選手と池袋晴彦コーチと共に、今後はメディアでも取り上げていただく機会も増えると思います。2018年秋から始まる Tプレミアリーグでの活躍を目指し、毎日汗を流してくれることと思います。試合の際は、チーム「日本ペイントマレッツ」の応援団を結成して試合を、そして日本ペイントホールディングスグループの看板を背負って戦う選手を盛り上げていきたいと思っています。
最後に、創業記念日の本日、グループ社員皆さんと経営の本気を合わせて、どのような環境においても、しっかりと成長を遂げることができるワンチームを目指しましょう。
以上