- 企業情報・経営
- 2024.03.07
Nippon Paint ChinaとTÜV Rheinland社が持続可能な開発に向け太陽光発電で協業開始
Nippon Paint ChinaとTÜV Rheinland社が持続可能な開発に向け太陽光発電で協業開始
日本ペイントホールディングスのグループ会社であるNIPPON PAINT (CHINA) CO., LTDは、「PV EXPO [春] 2024第18回 [国際]太陽光発電展」開催中の2024年2月29日、工業製品の安全試験・認証を提供する国際的な第三者検査機関であるÜV Rheinland社とパートナーシップ契約を締結しました。本契約は、塗料、複合フレーム、太陽光発電(PV)モジュールや関連する評価試験および国際的な認証サービスを中心とした環境にやさしく持続可能な開発における広範な協力関係を含みます。
調停式には、当社グループからRobin Choi(NIPSEAグループ グループ技術管理副部長)、Vincent Chen(NIPSEAグループ 先進コーティング営業部長)、熊崎誠一(日本ペイント・インダストリアルコーティングス(株)技術本部 R&Dイノベーション部 マネージャー)、瀬田努(日本ペイント・インダストリアルコーティング(株)技術本部 R&Dイノベーション部 プロジェクトリーダー)が出席しました。また、TÜV Rheinlandグループからは、パワーエレクトロニクス事業 グローバル本部長兼ソーラー・商業製品事業 中国統括担当 Weichun Li氏、ソーラー・商業製品事業 アジア太平洋統括担当 Vilmos Sztaroveczki氏も出席しました。
(左から瀬田努, Weichun Li氏, Vilmos Sztaroveczki氏, Robin Choi, Vincent Chen, 熊崎誠一)
近年、世界各地におけるカーボン・ニュートラルへの取り組みをきっかけに、様々な業界で省エネと炭素排出量削減技術の開発が活発化しており、太陽光発電の分野では、優れた強度と軽量性から高性能ガラス繊維強化複合材料が市場で注目されています。 当社グループは、繊維強化複合材料の塗装において、高機能かつ低炭素で環境に優しい「NP Sparlite®」の発売により、この分野での技術革新をリードしています。当社グループは、TÜV Rheinland社や他のパートナー企業と協力しながら、世界の持続可能な社会へ貢献できるソリューション開発への取り組みを推進しています。
当社グループのチーフテクノロジーオフィサーのDr. Hong Jiangは、「日本ペイントグループは、グループ各社のリソースを活用し、イノベーションによる成長を進めてきました。ここ数年、グリーンエコシステムの開発や、持続可能かつ、低炭素・高品質な産業の発展を目的とする投資を拡大してきました。TÜV Rheinland社は、PVの試験・認証分野における技術リーダーであり、厳格かつ高品質なテストおよび認証サービスで知られています。本契約の締結により、両社間の様々な領域での協力強化が可能になり、密接な戦略的パートナーシップの確立が期待されます。両社は業界の高品質かつ持続可能な発展を促進し、世界的なグリーンエネルギーへの移行に貢献するとともに、日本ペイントグループのグローバルな市場に向け、信頼性のある製品安全サポートを提供します」と述べています。
TÜV Rheinlandグループ パワーエレクトロニクス事業 グローバル本部長兼ソーラー・商業製品事業 中国統括担当 Weichun Li氏は、「日本ペイントグループとの協力を深めることができ、うれしく思います。本契約は、両社にとって重要な節目となります。塗料・コーティング業界のリーディングカンパニーである日本ペイントグループは、グリーンテクノロジー開発の機会を積極的に捉え、環境にやさしく低炭素なソリューション開発の取り組みを推進しています。TÜV Rheinland社は、技術的な専門知識、豊富な経験、リソースを活用して、厳格な品質認証と安全性能テストサービスを提供し、日本ペイントグループのグローバルな事業活動拡大へのサポートを続けていきます。今後も両社は共同で業界の技術革新を推進し、高品質なグリーンテクノロジー開発の新時代を切り拓いていきます」と述べています。