歴史館

大阪本社1階にある、塗料工業史の資料館をご紹介いたします。

歴史館とは

日本には古くから漆塗りに代表される塗料の歴史はありましたが、洋式塗料の歴史は明治14年、日本ペイントの前身である光明社の設立に始まります。茂木春太、重次郎兄弟の努力で亜鉛華の製造から固練りペイントの試作へと進み、海軍塗工長中川平吉氏の尽力を得て塗料会社が生まれたのです。そして明治31年、株式会社組織として日本ペイントと改称、我が国の本格的塗料工業が誕生しました。創業以来、日本ペイントは業界のリーダーとして研究開発、技術の蓄積に努め、あらゆる産業の広範な用途に、すぐれた塗料と塗装システムをお届けしてきました。
さらに長年培った塗料技術を応用し、ファインケミカル、エレクトロニクスなど新規分野へも積極的に参入し、多角化をめざしています。当社本社ビル1階にあります歴史館では、豊富な資料をもとに、これらの歴史を再現することによって、過去から現在、そして未来へと続く当社の事業の変遷をご紹介しています。目でみる塗料工業史としてご覧いただければ幸いです。

艦船用見本衝立

艦船用見本衝立

当社の前身「光明社」設立に、国家的事業だと積極的に協力した海軍塗工長中川平吉が塗った明治14年にできた日本最古の塗見本。

光明社コーナー

光明社コーナー

光明社コーナーでは創業当初の塗料生産の様子を再現し、当時使用した用具類を展示しています。

手廻しロール

手廻しロール

明治14年~30年迄使用された色物ペンキ練用「手廻しロールミル」。これを使って1日3人がかりで約60Kgを製造しました。

漫画(光明社の外観)

漫画(光明社の外観)

昭和初期に活躍した漫画家、藤原成思による創業当初の光明社。創業当時の職人から思い出話を聞き、漫画化した記録15点を展示しています。

光明社看板

光明社看板

清国(中国)にわたって書を学び、全ての書体を極め、日本に帰った書道の大家中林悟竹が明治18年に書いた「光明社」の看板。

亜鉛華製造免許

亜鉛華製造免許

明治12年、伊藤博文内務卿から下賜された亜鉛華の製薬免許之証。亜鉛の乾留で世界最高純度の亜鉛華の製造に成功し、おしろいや火傷の薬として、薬屋で扱われました。

ご案内

  • アクセス:大阪府大阪市北区大淀北2-1-2
  • 見学のご予約:事前にご予約が必要となります。こちらからご予約ください。
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