ニュースリリース

製品・事業
2013.05.02

発展型・低燃費型船底塗料「A-LF-Sea」販売開始

#ニュースリリース #船舶用塗料 #製品・事業

SHARE

日本ペイント株式会社(本社:大阪市、社長:酒井健二)とグループ会社・日本ペイントマリン株式会社(本社:神戸市、社長:佐々木信廣)では、船舶の燃費低減とCO削減効果が市場で高く評価されている低燃費型船底塗料LF-Sea(エルエフシー)の性能をさらに発展させた新製品A-LF-Sea(エーエルエフシー)を4年間の開発を経て、この4月から市場導入を開始しましたので、お知らせします。

中国において、補修船を対象としたA-LF-Seaの塗装が続々と始まっており、日本ペイントマリンでは今後、国内外の船舶での採用拡大を目指し、積極的な販売活動を展開していきます。

2007年に本格市場導入したLF-Seaは、マグロの皮膚にヒントを得た生体模倣技術に最大の特長があります。この生体模倣技術により塗装した船舶の燃費は約4%改善し、燃料である重油使用量減少に伴いCO排出量も削減できる効果が実証されており、2013年3月末現在でその採用船舶数は790隻に上っています。
4月から発売された「A-LF-Sea」は、現行のLF-Seaと比較し6ポイントアップの燃費低減最大10%を目指して、2009年秋から開発に取り組んできました※1。
開発にあたっては、LF-Seaの摩擦低減発現機能の強化および、日本ペイントが自動車用塗料で長年培ってきたレオロジーコントロール技術※2の導入により摩擦抵抗低減に成功し、テスト船でのモニタリングの結果、ほぼ開発目標値を確認しました。

今後、日本ペイントマリンでは、日本はもとより中国、韓国、シンガポール、マレーシア、香港、台湾などの海外現地法人を通じてA-LF-Seaの採用を積極的に働きかけ、2015年度には年間300隻の採用を目指します。

※1 本開発研究は、ClassNKの「国際海運における温室効果ガス削減技術に関する共同研究テーマとして、国土交通省の支援を受け、商船三井・日本ペイント・日本ペイントマリンの共同事業として実施しました。

※2 塗料の流動性を制御することで、優れた塗装作業性と被塗物の性質に見合った最適の塗膜品質を実現する技術。この技術の導入により、A-LF-Seaの塗膜表面粗度のさらなる削減を実現しました

A-LF-Sea(エーエルエフシー)製品情報サイト
日本語サイト
英文サイト

関連ニュース

このWebサイトには、いくつかのCookieと同様の機能が必要です。
お客様が当社を許可する場合、当社はサービスを改善するために、これらの手段を使用して集計統計のお客様の訪問に関するデータを収集します。さらに、YouTubeを使用して動画を表示します。動画を視聴することにした場合にのみ、Cookieなどの手段を使用します。許可しない場合は、技術的なCookieのみ使用されます。
詳しくはこちら