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2016.05.10

ROOMBLOOM「建築家と考えるペイント」シリーズ第2弾完成披露会レポート

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昭和内装のマンションがペイントリノベーションで驚きの空間に

・日本ペイント Χ 「9」代表 久田 カズオ氏 コラボレーション

日本ペイントホールディングス株式会社(本社:大阪市北区、社長:田堂哲志)が立ち上げたペイントブランド「ROOMBLOOM」(ルームブルーム)が、注目の建築家と共にペイントの可能性について考える新しいプロジェクト「建築家と考えるペイント」シリーズ。

その第2弾として今回コラボレーションしたのは設計デザイン事務所「9(ナイン)」代表 久田 カズオ氏。
「自分で住継ぐ」をコンセプトに、前回とは異なる「デザイン」の視点でペイントの可能性を考え、大阪市中央区の昭和の内装が残る集合住宅の一室を「ペイントリノベーション」によって新たな空間へと作り変えました。

このプロジェクトは、住空間におけるあらゆる素材に対してペイントを施すことによって、リノベーションほどに大がかりでなく、たった一枚ペイントを重ねるだけで今ある空間を丁寧に住継いでゆけることを、建築家と共に考えて行くものです。
披露会は同社 事業開発室「ROOMBLOOM」マネージャー 中澤淑子による挨拶からスタート。ゲストスピーカーに久田カズオ氏に登壇いただき、今回のプロジェクトやペイントの可能性についてお話しいただきました。

久田氏の視点で語られた「空間」と「ペイント」

久田氏の視点で語られた「空間」と「ペイント」

「今までの日本の住宅は作りこまれすぎていて、自分で選ぶということができませんでした。 “木目の床に白い壁”がスタンダードになりイメージが固められてしまっています。ファッションに例えると分かりやすい。数十年前にブームを巻き起こした“DCブランドで全身を固める”スタイル作りを経て、その後現れたセレクトショップによって『上下別々に、自分なりにコーディネートをしても良いんだ』という意識が芽生えましたよね。住宅の世界はファッションの世界から数世代遅れていて、そういう意味ではちょうど今、やっと『部屋を自分なりにコーディネートする』ということが意識できるようになってきた。

久田氏の視点で語られた「空間」と「ペイント」

よく色選びが難しいと言われますが、部屋の色もファッションと同じく、バランスの問題だと思います。ベーシックカラーとアクセントカラーをどのようにバランスするのか。どこにポイントを置くのか。洋服のコーディネートでもそのさじ加減は失敗を重ねて上手になっていくもの。だから、空間でも、失敗を恐れずにやってみることが大切なのです。そういう点で、ペイントは、失敗したって自分で簡単にやり直せるところが最大の魅力です。日本人に芽生えだした「住まいを自分で自分らしく作る」という意識を実現できる手軽で経済合理性の高いアイテムなのです。また、壁は自分なりのコーディネートを生み出す大きな“キャンバス ”。その上に描いたり、それを背景にして家具を配置したりしながら、『空間全体』を作っていく。
そのための背景作りには、描く・色分けるなどデザインを表現できる「ペイント」でないと、それは成立しない。だから僕は“キャンバス”は絶対にペイントで仕上げるのです。 (久田氏談)

今回の第2弾では、前回の「プロ職人による技」を集結したリノベーション空間とは異なる視点からペイントを捉え、「住まい手が自らの手で住継いでゆくことができる部屋」をコンセプトに、セルフビルドほどに大掛かりではなくとも、ペイントを用いて自ら住まいを気軽に整えていくようにデザインされています。空間を自らメンテナンスしてゆくことにより、住まい手が長く居住する環境を創出し、更には部屋の価値そのものを向上させることにつなげます。つまり、このプロジェクトは、ストック住宅が増え続ける日本の住宅問題に対する新たな提案ともいえます。
これまでに例を見ない異色のコラボレーションにより、まさにペイントの全く新しい可能性が見出されました。
(久田氏の詳しいコメントはこちらのウェブからご覧いただけます。)
なお、この空間は、ROOMBLOOMのショ―ルームとして一般のお客様が実際に「ペイントリノベーション」を体感できる場所として4月23日より公開しました(※期間限定・予約制)。

このプロジェクトで生まれたペイントデザインは、新しいリノベーションのかたちとして、「ROOMBLOOM」が提供する塗装サービスを通して一般の住空間でも実現可能です。
また、今回もう一つの新しい試みとして「9」とのコラボレーションカラー全7色を作りました。久田氏のこだわりがつまった新しいカラーはROOMBLOOMオンラインショップから期間限定(2016年11月30日迄)でご購入いただけます。
ROOMBLOOMは「暮らしを考える」をコンセプトに、今後も様々な視点を通して、ペイントがみなさまの暮らしに驚きや愉しみをもたらす取り組みを発信していきます。

【ペイントリノベーション ショ―ルームについて】
(大阪市営地下鉄谷町線 谷町四丁目徒歩6分)
 一般公開期間:2016年4月23日~2016年11月30日(予約制)
 予約:ROOMBLOOMホームページ 「イベント」ページにショーケースオープン日の情報を定期的に
    掲示。「イベント申し込み」フォームもしくはメール(info-rb@nipponpaint.jp)より申込み受付

【ROOMBLOOMとは】

ペイントをもっと身近にするために、2013年、女性だけのプロジェクトチームを結成して立ち上げたペイントブランド。「暮らしを考えるペイント」として、ペイントを単なるモノだけではなく、暮らしにどうつながっていけるのかを考えながら、インテリアに取り入れやすい色の開発から公共施設の内装塗り替えボランティアまで様々な活動を行っている。

久田カズオ氏 略歴

【久田カズオ氏 略歴】

9株式会社 代表取締役
(一般社団法人)リノベーション住宅推進協議会関西部会長
滋賀県出身、大阪モード学園卒業。ファッション業界に進むがその後一転して大工の道へ。2001年マンションの単独セルフリノベーションを皮切りに、「パンク・プリミティブ・ピュア」なデザインをコンセプトに15年間で300件以上のリノベーションや店舗設計デザイン、注文住宅設計に関わる。

【関連リリース】
ROOMBLOOM「建築家と考えるペイント」シリーズ第2弾を発表(2016/04/04)
ROOMBLOOM「建築家と考えるペイント」シリーズ 完成披露会レポート(2015/11/27)
住宅内装用ペイント分野のブランド「ROOMBLOOM」による「建築家と考えるペイント」シリーズ第一弾発表のお知らせ(2015/10/20)

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