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2021.04.30

代表執行役(社長交代)の異動に関する記者会見概要

#企業情報・経営 #投資家情報

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日時:2021年4月28日(水)17:00-18:00


出席者:

  • 田中正明 顧問(前 取締役会長 代表執行役社長兼CEO)
  • 原 壽 独立社外取締役 指名委員会委員長
  • 若月 雄一郎 代表執行役共同社長 
  • ウィー・シューキム 代表執行役共同社長
  • ゴー・ハップジン 取締役会長

【記者会見動画】(公開期間:5月末まで)

https://youtu.be/5IfJcYcPHBw

【田中 正明 顧問 ご挨拶】

本日を持ちまして、日本ペイントホールディングス株式会社の取締役会長 代表執行役社長兼CEOを退任いたしますので、一言ご挨拶申し上げます。まずは、この様なタイミングで、私が退任することに関してましては、お客様や社員の皆様、ひいては販売代理店の皆様や業界団体など関係者の方々に、ご心配やご迷惑をおかけするのではないかと危惧し、誠に申し訳なく思っております。また、先般の株主総会で約99%の株主様からご承認をいただいたばかりのこの時期に退任することをお詫び申し上げます。

振り返りますと、一昨年3月、ゴーさん及び当時の取締役会からの招聘にお応えして、代表取締役会長として、当社にお世話になることになりました。その後、翌年初からは代表取締役会長兼社長CEOとして、また、3月に指名委員会等設置会社に転換してからは取締役会長 代表執行役社長兼CEOの職責を務めて参りました。

会長就任のお話をいただいた頃、ゴーさんとは、今後10年の間に日本ペイントグループの株主価値をどの様な道筋で持続的に拡大していくかということについて話し合っておりました。それは、株主価値の最大化に焦点を当てて、オーガニックな成長のみならず、M&Aも駆使しながら、世界に冠たる塗料グループを創り上げるという夢のある計画でした。

その時点で、日本ペイントホールディングスの時価総額は約1.4兆円で、2020年度には3兆円くらいには持っていけるだろうということでした。ご承知の通り、当社は既に4兆円弱の規模に成長することができました。これにより、日本ペイントホールディングスは、我が国の上場会社の中でも時価総額で30位台の企業となり、財務基盤の大幅な強化を反映して格付けも上がりました。また、新型コロナに襲われたにも関わらず、グループの総力を発揮して、2020年度の決算は前年比増収増益で、かつ過去最大益を達成することができました。財務の面では、次の事業拡大への基盤が整ったと思っています。私は、アジア事業の100%化やインドネシア事業の買収の完了を含め、10年にわたる道筋の第一ステージは完了したと考えております。

事業基盤の面では、東京大学との協創協定により技術や開発に関する体制を大幅に強化し、新たな社会課題の解決に繋がるとともに事業化できると考えられる新商品の研究も進めています。また、抗ウイルス塗料の商品群を「PROTECTON」という新たなブランドで開発し、引き合いも多く大変ご好評をいただいております。この新ブランドの商品群は、今後も順次発表されていき「安心・安全な生活環境を作る塗料製品」として活躍するでしょう。また、中期経営計画でも述べたとおり、老朽化・高齢化・物流危機などの課題に直面している国内サプライチェーンについては、DXを使った生産性向上を見据えた見直し計画も進めています。

次のステージは、先般今後3年間のマイルストーンとして発表させていただいた中期経営計画となります。発表時にも申し上げました通り、昨年中盤から始めたこの計画の策定過程では、世界各国のパートナー会社のリーダー達に、取締役会への説明など、主体的な参加を求めて、実現可能性の高いものにすることに腐心して参りました。また、計画策定の過程で様々な経営環境の変化を考察する機会を得ましたが、今後、いずれの産業においても経営環境は激変していくことが想定されます。例えば、日本政府は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにし、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しています。化学産業の一端を占める塗料業界にとっても、また当社の主要なお客様である自動車産業や鉄鋼産業なども大変大きな変化に直面することになるでしょう。更に、当社の様な国境を越えて事業展開を行う企業は、地政学的なリスクへの対応や、原材料を確保するためにサプライチェーンを確固たるものにするという課題にも晒されます。

そうした中、昨年来、中期経営計画の議論をまとめる過程において、主たる成長ドライバーと言える中国・アジアにおける汎用塗料事業を含め、この計画の実現可能性を高めるには、当社の経営者には、より力強いリーダーシップや劇的な環境変化に対応するエネルギーや構想力、そしてグローバルな塗料産業界における人脈やプレゼンスが一層求められるのではないかと考えるに至りました。また、M&Aで成功するには、長年の人脈や業界におけるプレゼンス、そして対象企業を熟知していることなどが重要な要素になります。

特に、中計が完成した先月初めのころには、改めて、「当社の持続的発展を将来に向けて確固たるものにする」という目標を達成するためには、中計期間の3年間、経営を率いる上で一層高い水準で心身を維持することが必要との思いが湧いて参りました。また一方で、自らの経営上の体力や年齢という事実に向き合う必要があるとも思い始めました。中計最終年度の2023年には、私は70歳になります。また、これまでの2年間、全速力で当社の成長のために邁進し、さほど健康管理に気を使わなかったことのつけなのか、残念なことに、年初来、何度か体調を崩してしまいました。

こうしたことから、私自身が取締役会長 代表執行役社長兼CEOの職を辞する事により、必要な経営上の体力に溢れる人材を後継者として選んでいただく機会を設けることが、今私のできる最善の経営判断であるのではないかとの思いに至った次第です。

そこで、3月に入り、一部の取締役にこの思いをお伝えし始めました。ただ、定時株主総会直前でもありましたし、この思いを咀嚼していただいたり、具体的な後継体制を検討していただくことも必要だと思いましたので、まずは株主総会の開催に専念することにいたしました。そして、その後、全ての取締役の皆様に、非公式に私の思いを述べさせていただく機会を頂戴し、それ以降後継体制など必要な検討をしていただくことになりました。そして、その結果、本日の取締役会において、取締役会長 代表執行役社長兼CEOの職を辞することについてご承認をいただいた次第であります。

後ほど、原指名委員長からご説明があるとは思いますが、今般共同社長を務める事になられたウィー・シューキムさんは、60歳と私より8歳若く、この一年は副社長として私を支えて下さいました。既に、10年以上NIPSEAのCEOとして、中国を始めとするアジア全体の事業を統括し、その成長を実現してこられたという輝かしい実績をお持ちです。また、若月雄一郎さんは、54歳と私より14歳若く、この一年は専務執行役CFOとして私を支えて下さいました。アジア事業の100%化という大プロジェクトを筆頭に、Purpose Statementや中期経営計画策定の責任者としても大変活躍していただきました。このお二人が共同社長として、次の成長ステージを担っていただけるという事で、この世代交代が成し遂げられたことを大変喜んでおります。

ゴーさんについては、申し上げるまでもなく、グローバルな塗料業界におけるレジェンドともいうべき存在です。ゴーさんには、当社を率いる機会を作っていただいた事に大変感謝しております。この数年間、ゴーさんからは非常に多くのことを学ばせていただきました。この度、これまで140年続いてきた日本ペイントホールディングスの経営のバトンを新たな経営陣に引継ぎますが、ゴーさんとは、今後とも末長く、友人としてお付き合いをさせていただきたいと思っています。

繰り返しになりますが、この様なタイミングで、私が退任することに関してましては、改めてお詫びを申し上げます。何卒、以上申しましたような背景をご賢察いただき、ご容赦の上、ご理解賜りますようお願い申し上げます。縷々申し上げましたが、以上の通り、本日をもちまして、日本ペイントホールディングスの取締役会長 代表執行役社長兼CEOを辞する事になりましたので、ここに、謹んでご報告申し上げます。


【原 壽 独立社外取締役 指名委員会委員長 ご挨拶】

田中正明氏の辞任意向表明を受けて約1ヶ月の間指名委員会では後継人事に関して議論を重ね、取締役会に答申、本日午後開催した臨時取締役会において全員一致の決議をもって新人事案が承認されました。
これから新人事案の内容及びその理由について説明します。

詳細な説明に入る前に、当委員会として、2つのポイントを大前提に後任人事選任にあたりました。一つは「グローバル」、そしてもう一つは、「株主価値の最大化」です。
当社グループの売り上げの80%及び利益の90%は日本国外のものであり、当社従業員総数の87%は日本国外で働いております。そういう意味で当社グループの事業はすでに、真にグローバル化を果たしており、「グローバル」を意識することは極めて重要です。

当社の副社長執行役員であり、NIPSEAのCEOだったウィー・シューキム氏と当社の専務執行役CFOだった若月雄一郎氏の2名を本日、代表執行役共同社長に選任しました。また当社の取締役であるゴー・ハップジン氏を代表権のない会長に選任しました。ウィー氏、若月氏の2名で経営をリードし、この業界における長年の経験を有するゴー氏が二人の経営をサポートする体制で今後の経営にあたります。ウィー氏と若月氏が執行の全責任を負いますがその責任分担についてはこの後、説明します。

指名委員会では、この選任に先立ち、ウィー氏、若月氏、ゴー氏の3人と当社グループの今後の経営に関して意見交換を行いました。当社グループの今後の経営の方針として3人が共有する考えは、経営の透明性を高め、経営に関与する人達の間の信頼感を高め、経営に関する決定及び行動を迅速化し、形式主義を最小限化し業績向上という実質を重んじる経営をするというものです。3人はそれぞれの長所を発揮し、役割分担をするものの、ウィー氏、若月氏の2名で経営をリードし、ゴー氏がその経営全般を助言、サポートする体制を期待しています。

共同社長の責任分担についてご説明する前に、当社の重要なミッションである株主価値最大化(MSV)についてご説明します。MSVとは顧客、従業員、社会などのステークホルダーへの責務を充足した上で、残余価値である株主価値の最大化を目指すものであります。それは中長期的な価値の最大化であり、所謂「株主第一主義」とは全く異なるものである点を強調させていただきます。
そのうえで、あえて話を単純化しますと、株価はEPS、すなわち1株当たり利益×PER、すなわち株価収益率という数式で決まります。MSVの実現にはEPS及びPERの双方を最大化することが重要と言えます。

共同社長の分担ですが、これもEPSとPERに互いに密接な相関性があるのは承知で、単純化しますと、ウィー氏には主としてEPSの最大化に、また若月氏には主としてPERの最大化に貢献してもらうことを期待します。

EPSの最大化に関して説明します。先に説明しました通り、当社グループは、すでに真のグローバル化を果たしています。海外事業の中でも特にNIPSEAグループは、売り上げの50%また利益の70%を占めており、当社グループ事業のいわば中核です。ウィー氏は2009年以来、12年間に渡りNIPSEAのCEOの職にあり、その間、年率11%の成長を実現してきた実績を持っています。ウィー氏がグローバルなオペレーションを統括し、EPSを最大化するための最高責任者として最適であると指名委員会は判断しました。

PERの最大化に関しては資本市場の期待そのものであり、積極的なIR活動や最適な財務戦略、またESGやSDGsの推進、そしてM&Aによる更なる成長の実現などが重要であると考えております。特に優良なM&Aを実施するために、適正な価値での買収の実現、リスクの見極め、最適な資本負債構成の仕組みを総合的に考察する必要があります。若月氏は当社に入社する前、長年にわたりメリルリンチ日本証券のM&A部門、投資銀行部門の責任者を歴任し、また当社CFO就任後も投資家とのコミュニケーションの大幅改善、アジア合弁の100%子会社化、中期経営計画の策定を担うなど、PERを最大化する責任者として最適であると指名委員会は判断致しました。

ゴー氏は1979年にNIPSEAグループに参画して以来の約40年間、父親が1958年に日本ペイントの販売代理店としてスタートしたアジアJV(ジョイントベンチャー)の後継者として、同社の飛躍的な発展に貢献し、アジアトップの塗料メーカーに成長させてきました。この業界の現在及び将来を見通す広範囲かつ長期的視野を持っており、ウィー氏や若月氏の活動を高次元でサポートしていただけると確信します。

支配株主の代表者であるゴー氏が当社の会長に就任することについては一部の少数株主の皆様に不安を感じられる方もいらっしゃると思いますので一言申し上げます。以前は、ゴー氏は当社の筆頭株主であると同時にアジア合弁会社のほぼ50%を保有する株主であるいわば2つの顔を持っており、当社の利益を優先するかアジア合弁会社の利益を優先するかという利益相反が生じ得る潜在的可能性がありました。

しかし、昨年、当社がアジア合弁会社の100%子会社化したことにより、ゴー氏の顔は当社株主という一つとなりました。アジアを含む当社の全世界のビジネスの利益がすべて当社のみに一極集中する形になり、ゴー氏は当社の株主として少数株主の皆様とまったく同一の立場になりました。

すでにゴー氏は、代表権のない会長とすることはご説明しましたが、執行部に対する取締役会の管理、監督機能を十分に発揮できるようにするため、筆頭独立社外取締役が取締会の議長を担当するということを本日の取締役会で決議しました。。

先に説明したとおり当社の今後の経営はウィー氏、若月氏が全面的にリードし、ゴー氏がその経営全般をサポートする体制で行いますが、ウィー氏と若月氏の共同社長という体制により生じうる組織内の混乱を避けるためレポーティング・ラインを明確にしました。

2人の役割分担により、当社グループのオペレーションは全てウィー氏が担当します。具体的には国内外のパートナーカンパニーのオペレーション、ならびにそのオペレーションに直接関係する研究開発、製造、サプライチェーン、販売、マーケティング等です。

M&Aの推進、財務政策や資金調達を含むバックオフィスは全て若月氏が担当します。具体的には、財務経理、経営企画、IR、広報、法務、総務、人事、監査等、当社の経営管理にかかわる部門です。

執行を担う2人は、強固な信頼関係の下で当社グループの発展に一致団結して邁進して行くと確信しています。今後ともご協力の程を何卒宜しくお願い申し上げます。

最後になりますが、もう一言付け加えさせていただきます。
私が社外取締役に加わったのは2018年、田中さんが参画してからはトルコやオーストラリアの事業買収や、アジア事業の完全子会社化を果たすなど、当社は大きく成長してきました。田中さんが退任の理由として「自らの経営上の体力や年齢と向き合う必要がある」と言われたことについて、この2年間、特にCEOになられてからの今日の期間、その激務というものを、薄々感じてはいましたが、これを退任理由とされたことで改めて認識した次第です。田中さんの在任中のご貢献に改めて感謝したいと思います。田中さん、本当にありがとうございました。


【若月 雄一郎 代表執行役共同社長 ご挨拶】 

皆さまこんにちは。この度代表執行役共同社長に就任しました、若月雄一郎と申します。どうぞよろしくお願いいたします。これまでCFOとして経営企画、財務経理、広報、インベスターリレーション、M&Aを担当して参りました。共同社長就任に伴い、これに加え経営管理全般につき担当して参ります。同時に、Wee Siew Kim氏と共に執行の全責任を負うこととなり、改めて身が引き締まる思いです。

さて今般の田中さんのご決断には、驚きと戸惑いがなかったといえばウソになります。さらに取締役会からこのお話しを受けた時は、正直、光栄に思うと同時に迷いもありました。

私自身振り返ってみますと、前職で当社がトルコのBetek Boya社の買収を実行した時のフィナンシャルアドバイザーを務めさせていただきました。一昨年に入社以降は、国内外の優秀なパートナー会社の皆さんから塗料事業の技術的な可能性やさまざまな魅力を学び、それを市場に伝える役割を果たして参りました。同時に長年の懸案であったアジア合弁の100%化や、先般発表の中期経営計画を田中さんと共に策定して参りました。私自身のM&Aや資本市場における経験から、当社の目指す株主価値最大化についてはその本質を最も理解し、実践しうる一人だという自負があります。

Weeさんとは前職時代にトルコ案件でイスタンブールにて初めて直接会って以来、今日に至るまであらゆる点でリスペクトできるリーダーだと思っており、彼とパートナーシップを組めることは非常に光栄であります。また塗料業界での長年の経験と知識、そして優れた経営能力を発揮されてきたゴーさんが、我々を後押ししてくれるということであれば、私自身の強みを活かして、今後当社の持続的な成長・発展に貢献することは十分可能だと思うに至り、最終的には自信をもって共同社長就任を受諾し、本日この場に登壇しております。

塗料は、グローバルに見ても間違いなく成長産業であり、様々な社会課題の解決もできる素晴らしい産業です。今年140周年を迎えた日本ペイントグループは、塗料産業における歴史と伝統を持ちながら、同時に成長への飽くなき追求、ベンチャー気質、多様かつ優れた人材を多数有する非常に強力かつユニークな企業グループです。そのようなグループのリーダーの一人と選ばれたことに誇りを持ち、同時に株主価値最大化に向けて一層の努力を重ねてまいります。改めて田中さんにはこれまでご一緒した様々な案件に思いを馳せ、また色々と教えていただいたことに深く感謝申し上げます。当社の益々の成長を実現するべく、誠心誠意頑張ってまいる所存ですので、皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

【ウィー・シューキム 代表執行役共同社長 ご挨拶】

皆さま、この度、代表執行役共同社長に任命されました、ウィー・シューキムでございます。共同社長として雄一郎、会長のゴーさん、そして日本ペイントホールディングスの取締役の皆さんと、密に連携を取りながら仕事ができることを楽しみにしています。今後、当社グループのオペレーションを中心に、雄一郎と共に執行の全責任を担うことになります。

私は、これまで12年間、日本のパートナー企業の方々、そして日本の同僚の皆さんと密に連携を取りながら、今年から日本ペイント100%子会社となったNIPSEAグループのグループCEOを務めてまいりました。その中で、日本ペイントグループの非常に大きな活力、そして力強さを実感してまいりました。

取締役会が私を任命してくださったことに、身の引き締まる思いです。当社グループでの過去12年間の仕事を振り返ってみても、この任務の大きさに圧倒されています。 しかし、魅力的な塗料・コーティング業界の構造と、その中で私たちが成長し、貢献できる余地が多くあることに励まされています。長年にわたり、革新的な技術が業界に影響を与え続けているにもかかわらず、業界の最前線に立ち、業界を牽引していくという私たちの信念が揺らぐことはありません。雄一郎とわたしの同僚の多くが私と同じ志を持っていることを確信しています。

改めまして、田中さんが、NIPSEAグループと日本ペイントインドネシア事業の買収を通じたグループの変革をリードしてくれたことに感謝しています。田中さんは、株主価値最大化の追求、またグループ内のパートナー会社の在り方など、目的とコンセプトを明確にし、会社の方向性を示してこられました。加えて、田中さんのリーダシップの下、2021年から2023年までの中期経営計画も策定しました。この計画に命を吹き込むのは雄一郎と私の役目であり、今後この計画を達成すべく協力し合い、さらには、計画以上のものにしてまいる所存です。

この12年間、私は主にアジアを中心に活動してきましたが、日本ペイントグループが目指すものは、今やアジアを超えたところにあることを十分に理解しています。 ゴーさん、雄一郎、そして取締役会とともに、中期経営計画でお示ししたグローバルな取り組みを積極的かつ確実に推進してまいります。 私は、日本と世界中のパートナー企業が持つ力、能力を最大化できると確信しています。このミッションにおいて、株主価値最大化(MSV)の信念とLean for Growthの文化に沿って事業を進めてまいります。

今後、皆さまとの約束を果たしていく所存ですので、どうかご支援とお力添えをよろしくお願いいたします。ありがとうございます。


【ゴー・ハップジン 取締役会長 ご挨拶】

2019年はじめに田中さんに舵取りをお願いした動機は、対外的メッセージの発信力と人脈の広さでした。もちろん、日本のトップ銀行の経営者として培われた資金調達力や企業統治に対する造詣の深さも魅力でした。
当初は会長だけをお願いしましたが、2020年からは執行のヘッドとして社長の任務も担っていただきました。

結果的には、それが今回の辞任につながったのではないかと思い、少し悔いが残ります。

この度田中さんご自身から取締役会メンバーに辞任の意向のお申し出があり、それを受けて指名委員会においてその辞任によるインパクトを十分に議論し、後継の体制を様々なシナリオを検討し、ご承認をいただきました。

当社の経営ミッションである株主価値最大化の今後のさらなる実現には、自分よりも若くエネルギッシュなリーダーが求められるというのが田中さんのお考えでした。

現在、日本ペイントホールディングスの専務執行役でCFOを務める若月雄一郎氏と副社長執行役員でNIPSEAグループのヘッドを務めるウィー・シューキム氏を共同社長とし、私自身が会長として二人を支えるという経営体制となりました。即ち今まで田中さんお一人が担ってきた役割を三人で分担することになるという訳であります。

田中さんには実質足かけ3年にわたって日本ペイントホールディングスの体制を作っていただき、今後の更なる発展の道筋を示していただきました。より強力な若い経営者に後継を託すという今回のご決断を私は強く支持したいと思います。そして、これまでの日本ペイントグループへの貢献に、深く感謝いたします。田中さん、ありがとうございました。

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