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2021.07.15

東京大学との共同研究において PROTECTONブランド当社5製品の新型コロナウイルス(変異株を含む)不活化を確認

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2021年7月15日
会社名 日本ペイントホールディングス株式会社 代表者名 代表執行役共同社長 
若月 雄一郎
代表執行役共同社長 
ウィー・シューキム
問合せ先広報部長 
山本 由紀子
(TEL 050-3131-7416)

東京大学との共同研究において
PROTECTONブランド当社5製品の新型コロナウイルス(変異株を含む)不活化を確認


 日本ペイントホールディングス株式会社(本社:東京都中央区)は、国立大学法人東京大学(総長:藤井 輝夫 以下 東京大学)大学院工学系研究科(脇原 徹特任教授、津本 浩平特任教授、中木戸 誠講師)、医科学研究所(一戸 猛志准教授)との共同研究において、当社の可視光応答形光触媒を使った抗ウイルス・抗菌製品のPROTECTON塗膜表面に接触させた、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2:従来株)および変異株(N501Y変異を含むイギリス型:アルファ株)に対する不活化効果があることを確認しました。変異株を含む新型コロナウイルスの不活化が確認されたのは国内で初めてです。

 東京大学と当社は、2020年5月18日に締結した産学協創協定の共同研究テーマの一つである「抗ウイルス・抗菌機能を有し、感染リスク低減を実現するコーティング技術の研究」において、「ポストコロナ社会」を見据えた共同研究を実施してまいりました。今後も、東京大学大学院工学系研究科と医科学研究所との連携・共同体制で、可視光応答形光触媒をはじめとする新たな革新的コーティング技術について、実環境を想定して、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する効果検証を実施してまいります。
 当社は、今後、共同研究成果をもとに、実社会への安全・安心の提供、社会貢献の早期実現を果たしてまいります。

【東京大学 津本 浩平特任教授および一戸 猛志准教授からのコメント】
「新型コロナウイルスを用いた不活化実験を行う研究を通じて、日本ペイントのPROTECTON製品が採用している可視光応答形光触媒技術が、変異株を含む新型コロナウイルスの不活化に有効であるということが確認できました。光触媒技術から推定されるメカニズムから、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の一部が変化した変異株に対しても、不活化効果は発現することを予想していましたが、そのことが本研究で実証されました。この研究成果は、現在も続くコロナ禍において大きな社会的意義があると高く評価しています。また、実環境での塗膜表面においても、この不活化効果が発現することは十分期待できると考えています。現在採られている基本的な感染症対策である、手洗い、消毒、換気などに加えて、接触表面に対する抗ウイルス技術が、感染症リスク低減のための新たな手段となると確信しています。今後も、実社会への安全・安心の提供、社会貢献の早期実現に向けて、日本ペイントとの社会連携講座等を通じた研究活動により得られる本学の総合知を基に、新たな技術開発を展開していきます。」

※実験で使用した当社製品:PROTECTON インテリアウォールVK-500、PROTECTON インテリアペイントプレミアム、PROTECTON インテリアウォールVK-200、PROTECTON インテリアウォールVK-200(DIY用)、PROTECTON バリアックスTM スプレー
※実験に使用した当社製品は、医療品や医療機器などの医療を目的としたものではありません。感染予防の効果を示すものではありません。
※全てのウイルスや菌、あるいは特定のウイルスや菌に対する効果を保証するものではありません。空間での直接の効果を示すものではありません。
※記載データ、数値等は保証値ではありません。また、記載データ、数値等は製品の改良により、予告なしに変更または更新することがあります。
※室内の空気中のウイルスを抑制するものではありません。

【検証ウイルス】
新型コロナウイルス:     SARS-CoV-2(従来株)
             変異株(N501Y変異を含むイギリス型:アルファ株)

【実験プロセス&検証結果】
実験方法:    ①6wellプレートに試験片を設置し、新型コロナウイルス((1)従来株/(2)変異株)を含むウイルス液を接種した。
                   ②PETフィルムで覆い、蛍光灯を照射した。
                   ③3時間後にウイルス液を1 mL/wellの培地で洗い、ウイルスを回収した。
                   ④プラーク法を用いて感染可能な活性なウイルス数を計測した。
評価方法:    ①感染価(pfu/mL):細胞感染性を持つウイルス粒子の数:上記の活性なウイルス数のこと
                   ②抗ウイルス活性値:次式にて算出。比較に対して感染価の対数減少率のこと
        R=U-A
        R:抗ウイルス活性値(antiviral activity)
        U:未塗装ガラスに3時間ウイルス接種後のウイルス感染価(PFU/mL)の常用対数の平均
        A:抗ウイルス塗膜に3時間ウイルス接種後のウイルス感染価(PFU/mL)の常用対数の平均
                   ③不活化率(%):比較に対して感染価の減少率のこと
実施場所:  バイオセーフティーキャビネット内にて実施
実験結果:  未塗装ガラス表面に接触させた場合と、抗ウイルス塗膜表面に接触させた場合でのウイルス数を比較した。ガラス表面に対して、塗膜表面に接触させたウイルスが不活化することを確認した。


(1)従来株での評価結果

(2)変異株(N501Y変異を含むイギリス型:アルファ株)での評価結果

【「PROTECTON」ブランドについて】
 「PROTECTON」ブランドは、当社グループの持つ塗料・コーティング技術を源流に、これまで体現できなかった機能を付与する新たな技術と価値を最先端のテクノロジーで提供するペイントテクノロジーブランドです。

<ブランドロゴ>

<ブランドコンセプト>
先進の抗ウイルス・抗菌機能を実現。
人びとの健康をまもり、安全で快適な未来創造をめざして、
進化しつづけるペイントテクノロジーブランド。

<ブランドサイト>
URL: https://www.protecton.jp/

今後、抗ウイルス・抗菌機能を備えたプロダクトブランドとして、塗料製品のみならず様々な形の製品を展開してまいります。「PROTECTON」を通じ、当社グループは、人々の健康をまもり、安全で快適な未来を提供してまいります。



日本ペイントグループはおかげさまで140周年を迎えました
1881年創業、国内で最も長い歴史を誇る総合塗料メーカーとして、今年創業140周年を迎えました。
創業時から引き継がれている企業理念に基づき、抗ウイルス塗料の開発等、社会課題に向き合い、
塗料、コーティング技術の研究開発を進めております。

PAINT.WONDER

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