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2023.07.05

自動車塗装技術国際会議「SURCAR」にて審査員賞を受賞 ~「自動車製造における新世代コーティング法」発表~

#お知らせ #自動車用塗料 #製品・事業 #研究開発

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2023年7月5日
会社名 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 代表者名 代表取締役社長 西村 智志 問合せ先経営企画部 坂本、彦坂
(TEL 072-857-5530)

 日本ペイントホールディングス株式会社(本社:東京都中央区)のグループ会社で、自動車用塗料を手掛ける日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社(本社:大阪府枚方市、代表取締役社長:西村 智志、以下、当社)は、2023年6月21日(水)~22日(木)に米国ミシガン州にて開催された自動車塗装技術国際会議「SURCAR」に登壇し、審査員特別賞(Jury's Award)を受賞したことをお知らせいたします。

 世界を代表する自動車メーカーやサプライヤーなどが集う中、当社は自動車塗装設備メーカーである株式会社大気社(本社:東京都新宿区)と共に、「ドライ・フィルム・コーティング:自動車製造における新世代コーティング法」のプレゼンテーションを実施いたしました。当技術は、当社が開発した産業用パネルコーティングの最先端手法で、加飾フィルムを使用した乾式コーティング法です。この革新的な技術により、従来のスプレー塗装と比べて、自動車部品の主要な外板を効果的にコーティングすることが可能となり、大規模なボディ塗装ラインを最小限に抑えることができます。

 発表者のひとりである当社R&DI副本部長 岩越あや子は、「ドライ・フィルム・コーティングの生産ラインを採用することで、大きな塗装ブースが必要でなくなり、その結果、床面積と工場面積を約80%削減することができます。それにより、直接的な二酸化炭素排出量とエネルギー消費量を大幅に削減することができます。また、自動車用塗料メーカーとして長年培ってきた技術をもとに、多彩なデザインの表現を可能にし、かつ、高い延伸性に設計されたフィルムであるため、複雑な三次元形状への適用が可能です。従来の塗装に比べて二酸化炭素排出量を50%以上削減しながら、新たな付加価値を提供する新技術です。」とコメントしています。併せて、当社チーフ・テクノロジー・オフィサーであるHong Jiangは、「高性能、高品質で低二酸化炭素排出である環境配慮型製品の開発に注力しています。業界パートナーとの協働を通じて、世界の自動車産業に大きく貢献していきます」と述べています。

 当社は自動車用塗料事業でのリーディングカンパニーとなることを目指して、今後も革新的なコーティング技術のご提供を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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