研究開発
2020.04.16

化学蓄熱材による熱の再利用技術

長年培ったコーティング技術を応用し、複雑な装置を用いずに熱を貯める素材を開発しました。熱エネルギーを効率よく使用できる技術です。

#気候変動 #資源と汚染 #次世代技術

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化学蓄熱材による熱の再利用技術_メイン画像
化学蓄熱材の特徴_画像

化学蓄熱材による熱の再利用技術とは

排熱のリユース技術を開発しています。用いる蓄熱材は海苔の乾燥剤としてお馴染みの生石灰です。 生石灰自体は熱を持たず常温で保存が可能ですが、水との出会いで激しいドラマが生じ、500°Cもの高温を発して消石灰になります(放熱)。逆に消石灰を高温にすると水が離脱してもとの生石灰に戻ります(蓄熱)。この可逆的な性質を生かして実用化を目指しています。

技術の性質を⽰した動画はこちらをご覧ください。

どのような技術か_image

どのような技術か?

生石灰は小⻨粉のように細かい粉末です。そのため大きな規模で使用する場合は、発熱に使う水を粉全体に均等に浸透させるのはとても困難です。そこでこの粉末を顆粒状に成型する技術を開発しました。たくさんの細孔により、水が浸透しやすくなり、本来の発熱ポテンシャルが十分に発揮できるようになります。この成型技術は我々が⻑年培ったシリケート系無機塗料の設計技術を応用したもので、発熱と蓄熱を繰り返しても顆粒の状態を維持することができます。

何に使えるのか_画像

何に使えるのか?

人類は生活に必要な熱エネルギーを得るため24時間化石資源を燃やしています。どんなに燃焼効率を高めても取り出すエネルギーに見合った量の二酸化炭素が必ず排出されます。世界のエネルギー需要は増大傾向にあり、大量にかつ環境に優しいエネルギーが求められているのはご存知のとおりです。実はエネルギーの大半は加熱に使われるのですが、人類は熱の効率的な利用が苦手で、まだ使える高温の熱が大量に廃棄されています。化学蓄熱技術は熱利用技術の向上に寄与し、結果的に化石燃料の消費量抑制に貢献するものです。

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