当社グループは、コミュニティの活性化や人材戦略にも積極的に取り組んでいますが、それらは当社が掲げる「EPS・PERの最大化」にもつながっています。今回は、世界各国で取り組むコミュニティ活性化や人材施策、そしてそれがどのように事業成長に寄与しているかをご紹介します。
インドネシアにおける漁船への塗料
PT Nipsea(インドネシア)では、製品試用として5,300隻以上の漁船を塗装することで、2024年の関連売上高は前年比37%増収を達成しました。インドネシア国内には約62.5万隻の漁船があるため、 今後もさらなる成長を見込んでいます。

中国における塗装職人向けの研修プログラム
NIPSEA中国では、 中国建設業界における労働力不足を解消する取り組みとして、 塗装職人向けの研修プログラムを実施しています。政府との協働関係を強化することで、「Magic Paint」と外壁向け意匠性塗料事業で前年比28%増収を達成しました。

DuluxGroupにおけるジェンダーバランスによる未来
DuluxGroupは、多様性のある職場環境を整備することは正しい取り組みであるだけで なく、多様な視点や経験がイノベーションを促進し、業績を向上させると考えています。豪州の 労働力の半分近くは女性です。DuluxGroupは優秀な女性の採用・育成にリーダーが重点的に取り組んだ結果、組織のあらゆる階層で女性の比率を高めてきました。

特に幹部職では、 過去11年間で「トップ200」のリーダーに占める女性の割合が2倍以上(15%から37%)に上昇 しました。特に幹部職において、ジェンダーバランスが「40:40:20」(男性40%、女性40%、 性別不問20%)となるような組織の構築を目指しており、目標達成に向けて継続的な取り組みを進めています
