アセット・アセンブラー

既存事業の成長と積極的なM&Aの両面でEPSを積み上げ、MSVを追求する経営モデル

経営モデル「アセット・アセンブラー」とは

「アセット・アセンブラー」モデルは、オーガニック(既存事業の成長)とインオーガニック(良質で低リスクなM&Aの積み上げ)の両方にわたる「持続的なEPS の積み上げ(Sustainable EPS Compounding)」を目指すものです。経営上の唯一のミッションである「株主価値最大化(MSV)」を実現するための経営モデルであり、世界でもユニークな存在です。

MSVの実現に向けて、オーガニック・インオーガニックの両面でEPSを積み上げる

優良アセットの積み上げ
(新たに獲得したブランド・
人材・技術などを積み上げ)

インオーガニック

M&Aによる
EPS積み上げ

MSV

オーガニック

「自律・分散型経営」に
基づくEPS成長

技術、販売網、購買、
ノウハウ、ブランドなどを
グループ間で自律的に
共有・活用

株主価値のアップサイドを無限に追求

マクロ経済の先行きは今後も不透明であるとの前提に立ち、グローバルに今なお存在するローリスク・グッドリターンであるアセットを積み上げていきます。また、日本円が持つ低金利の優位性の みならず、日本企業が買収側に立つことへの信頼感なども含めた「日本の優位性」をM&Aでは生かしていきます。

このようなオーガニック、インオーガニックの両方にわたってEPSを安全に、安定的に積み上げる「アセット・アセンブラー」モデルに対して、資本市場からの理解・評価を獲得していくことによって、PERの向上へとつなげ、MSVの実現を目指します。そして、買収したアセットのポテンシャルを最大限に引き出すことで、オーガニックでも成長を加速し、それがまた新たなアセットを呼び込むという好循環を作り出すことで、株主価値のアップサイドを無限に追求していきます。

前提条件
(中長期見通し)
  • マクロ経済の先行きは今後も不透明
  • ローリスク・グッドリターンの優良アセットはグローバルに存在
  • 日本の優位性(日米金利差、日本への信頼など)は今後も健在
特徴
  • オーガニック・インオーガニックでEPSを、安全に、安定的に積み上げられるモデル
  • 「アセット・アセンブラ」への理解・評価は、PERの向上につながり、MSVの実現が可能
  • 「アセット・アセンブラ」による成長力は無限大

優良アセットの3大特長

1.MSVに共感した優秀な経営陣のもと、 自律的な成長が可能

2.低コストな運営力、高いキャッシュ創出力

3.根強い市場需要を取り込み、オペレーティング・レバレッジの活用が可能

「アセット・アセンブラー」による中長期成長モデル

既存事業では、各地域のパートナー会社の優秀な経営陣が自律的な成長を志向し、同時にグループ間で技術力、販売網、購買力、ノウハウ、ブランドなどを主体的に共有することで、シナジーを生み出しながら拡大していきます。
また、良質で低リスクのM&Aを実施することで、業績を押し上げるだけでなく、新たに獲得したブランドや人材を積み上げ、グループ間で活用しながら、さらなる成長につなげています。

アセットの積み上げ実績

  • 売上収益

  • 既存事業

  • 新規M&A

    ※2018年以降に買収した会社の売上収益合計

  • 主なブランド数

  • M&A件数(累計)

  • 技術系人材

オーガニックでのEPS積み上げを加速させる「自律・分散型経営」

当社は、国内外のパートナー会社に対する「信頼」をベースに、権限委譲と結果責任を組み合わせた経営体制「自律・分散型経営」という独自の経営体制を採用し、各地域のパートナー会社が相互に連携・協同しながら、自律的な成長を追求しています。

これは、各地域・事業の現場における迅速で柔軟な判断を可能にする仕組みであり、変化の激しい経営環境において機動力と競争力を発揮できることを最大の特長としています。当社の主力事業である汎用(建築用)塗料事業には「地産地消」という特徴があるように、ホールディングス(持株会社)である当社からグループ全体を横断的に統制することは、あまり意味がありません。むしろパートナー会社同士が互いに学べるものは学び合い、グループとしてのシナジーを創出していくことこそ重要です。

「自律・分散型経営」の中核に据えているのが、「自律性」と「アカウンタビリティ」という価値観です。各パートナー会社の経営陣に対して、高い裁量権を認めつつ結果に対するアカウンタビリティを求めることで、迅速かつ柔軟で自律的な意思決定を後押ししつつ、グループとしての緩やかな統制を担保しています。

こうした「自律性」と「アカウンタビリティ」のバランスこそが、優秀な人材の確保・定着や競争力の向上につながっており、「持続的なEPSの積み上げ」の原動力となっています。

ガバナンスの観点から、パートナー会社のCEOの選解任や財務戦略はグループ経営トップとしてホールディングス会社の経営陣が判断しますが、それ以外の部分については、各社の自律的な取り組みによって多様なグループシナジーを発揮させていきます。

「自律・分散型経営」を支えるプラットフォーム

各パートナー会社は「自律・分散型経営」のもと、グループが有する資金力や技術力、ブランド力など の経営リソースを主体的に取り入れ、時にパートナー会社同士で自発的に学び合いながら、さらなる 成長を目指しています。

「アセット・アセンブラー」モデル

インオーガニック

M&Aによる
EPS積み上げ

MSV

オーガニック

「自律・分散型経営」
に基づくEPS成長

既存ポートフォリオに
おける
パートナー会社同士の
連携を通じたEPS成長

新規M&Aによる
安全なEPS積み上げ

プラットフォームを活用したEPS成長

※1 接着剤・密封剤などのその他周辺ブランド
※2 自動調色機
※3 断熱材

「アセット・アセンブラー」モデルを巡る3つの問い

投資家の皆様からしばしば寄せられる質問と当社の考え方
Point1
日本の金利が今後さらに上昇したとしても、「アセット・アセンブラー」モデルの競争優位性(特にインオーガニック面)は崩れないのか?
Point2
「自律・分散型経営」において、パートナー会社同士の連携やシナジーはどうやって追求しているのか?
Point3
「アセット・アセンブラー」モデルは、次代の経営陣に切り替わっても機能する普遍的なものか?

当社は日本円の低ファンディングコストのメリットを活用する力、明確な意思を持っています。日本の金利が今後さらに上昇したとしても、想定の範囲内であれば相対的な優位性が崩れることはないと考えています。加えて、日本企業であることの信頼性や買収先のブランド、経営陣を尊重する企業姿勢なども、M&A戦略を支える強みになっています。

優秀なパートナー会社の自律性を尊重しながら、当社グループのプラットフォームの提供を通じてベストプラクティスや成功事例を共有することで、各パートナー会社が自律的、自発的に学び合う仕組みや仕掛けを整備しています。こうして、各パートナー会社の間で技術やブランド、ノウハウ、経営手法の交流が進み、自由闊達なグループ連携やシナジー追求が生まれています。

属人的な経営スキームではなく、オーガニック、インオーガニックの双方で「持続的なEPSの積み上げ」を可能にするシステマチックで再現可能な経営モデルです。オーガニックには現地のオペレーションを各パートナー会社に権限委譲した「自律・分散型経営」のもとで自律的なオーガニック成長を可能とする一方、インオーガニックにはリスクを抑えた厳格な買収基準のもと、MSVに資する優良アセットの積み上げを推進していきます。

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