サステナビリティ
2024.02.23

NIPSEAグループのバイオベース樹脂

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自動車の美観の維持と炭素排出量の削減の両立を実現するためには「バイオベース」素材の戦略的な利用が重要です。油は2000年以上前から塗料の主成分として使用されてきました(例えば、中国ではキリ油が用いられていました)。しかし、天然漆の供給不足や、現代の自動車用塗料に用いられる石油ベースの硬化剤が環境に与える影響など、いくつかの問題点も存在しています。

これらの問題を解決するため、NIPSEAグループではバイオベースの技術に注力し、高固形分の水性ポリウレタン樹脂を開発しました。この革新的な樹脂は、優れた柔軟性と被膜形成能力、さらに非常に高い加水分解耐性を特徴としています。

新開発のバイオベースの樹脂を使用した塗膜コーティングは高品質で需要の高い自動車塗装システムに最適で、NIPSEAグループの自動車用塗料に広く使用され、優れた接着性、耐チッピング性、および耐水性を実現しています。

また、このバイオベースのポリウレタン樹脂は、自動車用途だけでなく、健康で安全な生活空間への需要の高まりに応え、木製家具や室内塗装用にも導入が可能です。

NIPSEAグループのバイオベース樹脂を使用した塗料は、溶剤排出の最小化、塗装費節約、焼成に必要なエネルギー消費の低減、そして石油化学原料への依存度低減により、環境の保全と持続可能な未来への貢献を果たしています。

これらの優れた機能性が高く評価され、Ringier Technology Innovation Award 2023においてNIPSEAグループは、中国の塗料業界における技術革新のリーダーとして表彰されました。

Ringier Technology Innovation Award 2023
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