概要
DuluxGroupでは、持続可能な取り組みを事業活動の中核に据えています。ニュージーランドでは2009年より「Dulux Paint Take-Back Service」を展開し、余剰塗料や使用済み塗料容器を環境に配慮した形で回収・再利用・リサイクルする仕組みを提供しています。全国のDulux Trade Centerおよび一部Guthrie Bowron店舗を通じて利用できる本プログラムは、廃棄物削減、資源回収、そして塗料ライフサイクル全体における循環型社会の実現を支えています。
販売後まで見据えた資源循環への取り組み
Dulux Paint Take-Back Serviceは、塗料使用後に残った塗料や使用済み容器にも新たな価値を見出すことを目的として開始されました。顧客は、水性塗料や溶剤系塗料、使用済み塗料容器をニュージーランド国内の回収拠点へ持ち込むことができ、回収された資材は再利用、リサイクル、または適切な方法で処理されます。製品販売後まで責任を持って対応することで、DuluxGroupは塗料業界における循環型社会の実現を推進するとともに、顧客が参加しやすい仕組みづくりを進めています。
塗料と容器に新たな価値を
本プログラムでは、回収された塗料や容器を有効活用するためのさまざまな仕組みが整備されています。回収された水性塗料の一部は、落書き除去(Graffiti Abatement)などの活動を行う地域団体へ寄付され、地域社会の美化活動に活用されています。一方、対象となる溶剤系塗料については、溶剤回収または環境に配慮した方法で処理されます。また、塗料容器についても積極的なリサイクルが行われています。Paint Take-Back Program開始以来、ニュージーランド国内では約190万個のプラスチックおよびスチール製塗料容器がリサイクルされました。さらに、DuluxGroupの10Lおよび15Lプラスチックペール缶は、包装材パートナーとの連携により100%リサイクル可能となっており、使用済み容器が再び資源として活用される仕組みが構築されています。


他社ブランド塗料も対象とした業界横断的な取り組み
本プログラムは、DuluxGroup製品だけを対象としたものではありません。Dulux、British Paints、Berger、Cabot’s、Intergrain、Dryden、Feast Watsonの元容器に入った対象塗料は無償で回収されます。また、他社ブランドの塗料についても、所定の回収・処理費用を支払うことで回収対象となっています。業界全体の塗料を受け入れることで、DuluxGroupは自社製品の枠を超えた責任ある塗料回収を推進し、より広範な環境負荷低減に貢献しています。

容器回収を通じて循環型社会を推進
回収された容器は、単なる廃棄物ではなく、新たな資源として活用されています。リサイクル可能な容器の回収量が増えるほど、DuluxGroupは将来の包装材に使用する再生材比率を高めることが可能になります。これにより、新規資源への依存を低減するとともに、使用済み容器に「もう一つの命(Another Life)」を与えることにつながっています。Dulux Paint Take-Back Serviceは、製品責任(Product Stewardship)、地域社会との連携、そして資源循環を組み合わせた取り組みです。DuluxGroupは今後も、より持続可能な塗料ライフサイクルと循環型社会の実現に向けた活動を推進していきます。

