概要
オーストラリア各地において、強靭なインフラは、より安全な地域社会、円滑な移動、そして長期的な経済成長を支える重要な基盤です。DuluxGroupの重防食用塗料技術は、過酷な環境や高頻度で利用される重要資産に対し、耐久性とライフサイクル性能の向上に貢献しています。橋梁、鉄道駅、港湾施設などのプロジェクトを通じて、先進的な塗装システムが資産寿命の延伸、維持管理効率の向上、そして持続可能なインフラの実現を支えています。
清掃負荷の低減とコンクリート寿命の延伸
オーストラリア南東部タスマニア州の州都ホバートにある新たなBridgewater Bridgeは、同州の交通インフラにおける大きな変革となるプロジェクトです。新たなインターチェンジ、歩行者・自転車向けの幅3メートルの共有通路、最新の安全設備を備えており、橋梁はすでに開通し、2026年後半の完成に向けて工事が進められています。
建設・エンジニアリング企業であるMcConnell Dowellとの協働のもと、Dulux Protective Coatingsは、橋梁建設において重要な役割を果たし、新設コンクリート面に落書き防止機能を備えた塗装システムを提案しました。着色タイプの落書き防止・中性化防止塗装として、Dulux Durebild STEを下塗りし、Dulux Weathermax HBRを上塗りとして採用しました。さらに、透明タイプの落書き防止仕上げとして、Dulux Surfaceshield HDを2回塗装しました。
これらのソリューションは、清掃負荷の低減、美観維持、そしてコンクリート構造物の長寿命化に貢献しています。

最適な塗装設計による資材効率の向上
西オーストラリア州の州都パースにおける大規模交通インフラ整備の一環として、Dulux Protective Coatingsは新設される2つの鉄道駅において、鋼材部材の長期耐久性確保を支援しました。METRONET Thornlie–Cockburn Linkは、パース南東部の公共交通網を強化する鉄道接続プロジェクトであり、Armadale線とMandurah線を接続し、Nicholson Road駅およびRanford Road駅を新設するものです。
鋼構造物の規模や複雑性を踏まえ、Dulux Protective Coatingsは、異なる環境条件に応じた塗装仕様を策定しました。中程度の環境下にある露出軟鋼には、Dulux Zincanode 402、耐久バリア性能を持つDulux Duremax GPE MIO、そして耐紫外線性と色保持性を備えたDulux Weathermax HBRによる3層システムを採用しました。より厳しいC5-M海洋環境では、同仕様に塗膜厚を増やして耐久性を高めました。腐食性大気環境下の溶融亜鉛めっき鋼には、Dulux Durepon EZPを下塗りし、同様の中塗り・上塗り仕様を適用しました。
これらの最適化された塗装ソリューションは、耐久性向上と資材の効率的活用の両立を実現しています。

過酷環境下での施工工程削減と長期保護
西オーストラリア州北西部の港湾都市ポートヘッドランドにあるアンダーソン・ポイント埠頭では、鋼構造物が強い日差し、酷暑、サイクロンなど、オーストラリア国内でも特に厳しい気象条件にさらされています。Dulux Protective Coatingsは、この重要インフラを保護し、鋼構造物の長期耐久性確保に貢献しています。
鉄鉱石事業などを展開する資源会社Fortescue Metals Group(FMG)は、既存塗膜のブラスト処理および洗浄を含む補修工事をTotal AMSに委託しました。新たな保護層の密着性と硬化性能を最大限に高めるうえで、この下地処理は重要な工程でした。過酷環境向けに設計されたDulux Protective Coatingsの高性能塗料「Duremax GFX」を鋼材表面へ2回塗装し、FMGのコーポレートカラーであるニュートラルグレーとネイビーブルーで仕上げることで、追加の上塗り工程を不要としました。
追加工程を削減しながら高い耐久性を確保する本ソリューションは、施工効率向上と長期保護の両立を実現しています。

