サステナビリティ
2026.07.27

タイの塗料業界で初となるEPD国際認証の取得

#NIPSEA #LCA・環境製品宣言

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概要

建設・建築資材分野では、環境負荷に関する情報を透明性高く開示し、国際的な基準に沿って評価する重要性が高まっています。こうした中、Nippon Paint Decorative Coatings (Thailand) Co., Ltd.は、国際的な環境宣言制度であるInternational EPD Systemに基づくEPD 国際認証を取得しました。本記事では、タイの塗料業界で初となるこの認証取得の意義と、建設業界における持続可能な調達や環境性能管理への貢献についてご紹介します。

環境製品宣言(Environmental Product Declarations:EPD)とは?

EPDとは、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いた製品環境情報の定量評価の枠組みです。LCAは、製品ライフサイクルの最上流から評価対象に含む算定手法である点に加え、製品の環境影響を地球温暖化のみならず多領域(大気や水域への影響を含む)で評価する点が特徴です。グリーンウォッシュリスクの低減と、本質的なサステナブル社会の実現に欠かせない手法として、公共調達や法規制等でも活用される手法です。
出展:一般社団法人サステナブル経営推進機構

タイの塗料業界で初めてEPD International認証を取得

Nippon Paint Decorative Coatings (Thailand) Co., Ltd.は、International EPD Systemに基づくEPD国際認証を取得しました。これにより、タイの塗料ブランドとして初めて、この国際的に認知された枠組みの認証を受けたことになります。

同社は、日本発のグローバル塗料ブランドとして複数の国・地域で事業を展開しており、国際的な品質基準に沿った製品・技術開発を進めてきました。今回の認証取得は、タイの塗料業界においても、環境情報の透明性と環境配慮に関する国際水準の考え方を広げていく取り組みの一つです。また、タイの建設業界が持続可能性を踏まえたグローバル基準へ近づくことを後押しするものと位置付けられています。

Nippon Paint Thailand EPD certification

性能・安全性・環境配慮を両立する製品開発を推進

Nippon Paint Thailandは、性能、安全性、環境配慮を兼ね備えた塗料の開発に引き続き取り組んでいます。こうした製品開発を通じて、タイの建設業界および建材業界の中長期的な持続可能な成長を支えていく考えです。

塗料に関する環境情報を定量的かつ透明性高く示すことは、建築物の資材選定や環境配慮設計を進めるうえでも重要です。今回の認証取得は、塗料メーカーとして、製品性能に加えて環境面の説明責任を強化する取り組みといえます。

Sustainable paint product development in Thailand

グリーンビルディング認証への対応を支援

今回取得したEPD国際認証は、LEED v4.1を含むグリーンビルディング認証の補足資料として活用することができます。これにより、デベロッパー、プロジェクトオーナー、施工会社、建築家、設計関係者は、環境性能データをより効果的に管理し、コンプライアンス上のリスク低減や、プロジェクト水準の国際基準への対応に役立てることが可能になります。

建設プロジェクトにおいて、使用資材の環境情報を適切に把握・管理することは、持続可能な建築の推進において重要な要素です。今回の認証は、そうした実務面での対応を支える基盤の一つとなります。

建設業界で高まる環境認証ニーズ

建設業界ではサステナビリティがますます重要なテーマとなっており、環境認証の基準もより厳格かつ国際的に整合したものへと進んでいます。こうした中で、業界関係者は、環境面での責任ある取り組みと、測定可能なプラスの影響を示せるパートナーを重視する傾向を強めています。

そのため、建設資材に関する詳細な環境影響評価に早くから取り組んできたグローバル基準の一つであるEPD国際認証は、建築家や不動産デベロッパーの間で関心が高まっています。

イノベーションへの取り組み事例

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