社会課題を解決するイノベーション創出
イノベーション創出に向けた基本的な考え方
自動車からランドマークまで、当社グループは塗料とコーティング技術をもって、人々の生活のあらゆる場面における彩と快適さ、安心の提供に努めています。中でも、当社グループのPurposeである"サイエンス+イマジネーションの力で、わたしたちの世界を豊かに。"が示す通り、技術の力による社会課題の解決に向けた商品開発に、長年力を注いでいます。
高い技術は、社会課題や顧客ニーズに応えるためのイノベーションを創出するとともに、製品の安定供給を可能にするなど競争優位性を高めるために必要不可欠です。
国内外グループの技術者の総合力と社外ネットワークとのコラボレーションを強化し、戦略的な技術開発を進めることで、これまでにない革新的なソリューションを世の中に提供していきます。また世界のマーケットにおいて顧客や消費者のニーズ、需要の変化を的確に把握し、製品やサービスの革新を模索していきます。
イノベーション創出に向けた研究開発体制
社内体制
当社グループは、グループ各社で連携して、イノベーション創出の体制を構築しています。マテリアリティ「社会課題を解決するイノベーション創出(Innovation for Sustainable Future)」の実現に向け、取締役 代表執行役共同社長直下にイノベーションに関するグローバルチームを設置し、継続的なビジネス機会創出やマーケット開拓につながるイノベーション創出を加速できるような仕組みや組織活性化について議論しています。
2021年は、社会課題を抽出し、研究開発テーマに反映させる方法、および気候変動への貢献テーマの立案コラボレーションによるイノベーションの創出、研究機関や異業種交流の促進について、議論を行いました。2022年には、研究開発にサステナビリティの視点を盛り込むための当社独自の枠組みの構築や、中長期的なイノベーション戦略の策定などを進めてまいります。
幅広いパートナーとの協創
当社では、新たな社会貢献への価値を見出すために幅広いパートナーとの連携活動に力を入れています。世界的な社会問題が一層複雑化する中、社内外のリソースを的確に活用し、それらの解決に寄与できるイノベーションの創出を目指します。
パートナーとの協創事例
●大学・研究機関などのアカデミアとの積極的なオープンイノベーション活動
2020年5月、感染症リスクと共存できる社会・持続可能なスマート/リモート社会の実現に向けて、東京大学と産学協創協定を締結しました。また、2021年にはダイキン工業株式会社との三者共同の産学協創による取り組みを行うなど、社会に幅広く貢献できる活動を進めています。
東京大学との産学協創協定締結に関するリリースはこちらをご覧ください。
●自動車塗装技術を応用した自動車メーカーとの共同開発
日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社は、次世代自動車産業・脱炭素社会を見据え、トヨタ自動車株式会社と共同で「太陽電池向け加飾フィルム」を開発しました。
関連リリースはこちらをご覧ください。
その他研究開発の最新情報はこちらをご覧ください。
イノベーション創出における注力分野
当社は、以下の分野のクリーンテクノロジーの開発に注力しています。
塗装技術材料合成分散技術、 界面表面技術などのコアテクノロジー |
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研究開発費に関する内訳はこちらをご覧ください。
当社グループの研究開発に関する情報、技術紹介については、こちらをご覧ください。
イノベーションの成功事例
グループ横断で抗ウイルス塗料の開発・販売を推進し、ビジネスに貢献
テクノロジー事例
社会課題解決型製品の開発
2020年以降の製品・技術を一部ご紹介します。