業績・財務・ESGデータ

直近の決算状況や業績見通しの解説に加えて、主要な財務・非財務・ESGデータを過年度にわたりグラフで掲載しています。

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直近の業績・見通し

直近の業績

2025年12月期第3四半期累計の連結業績(2025年1月1日~2025年9月30日)

当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、2025年3月に買収完了したグローバル・スペシャリティ・フォーミュレーターであるAOC, LLCをはじめとした企業群を傘下とするLSF11 A5 TopCo LLC(以下「AOC」という。)による業績寄与などにより、連結売上収益は1兆3,183億78百万円(前年同期比7.8%増)、連結営業利益は1,905億79百万円(前年同期比36.4%増)となりました。連結税引前四半期利益は1,825億52百万円(前年同期比36.6%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,343億36百万円(前年同期比38.6%増)となりました。

日本

自動車用塗料の売上収益については、自動車生産台数が前年同期に減少した反動から増加したことにより、前年同期を上回りました。工業用塗料の売上収益については、製品値上げの浸透が進んだものの、市況が低調に推移した影響を受けて、概ね前年同期並みとなりました。汎用塗料の売上収益については、新製品をはじめとした高付加価値製品の拡販を進めたものの、物価高騰に伴い改修工事が低調に推移したことで、前年同期を下回りました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は、1,513億63百万円(前年同期比1.2%増)となりました。連結営業利益は、増収効果や販管費率の改善により、143億4百万円(前年同期比2.9%増)となりました。

NIPSEA

自動車用塗料の売上収益については、タイにおいて自動車生産台数が前年同期を下回った影響を受けたものの、中国において自動車生産台数が前年同期を上回り、中国現地メーカー向けの販売が好調だったことから、セグメント全体では前年同期を上回りました。汎用塗料の売上収益については、マレーシア、シンガポール等の主要市場において販売数量が増加したものの、その他のアジア地域において消費者センチメントなどの市況低下の影響を受けたことにより、前年同期を下回りました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は4,383億79百万円(前年同期比4.3%減)となりました。連結営業利益は、原材料費率の改善やコスト削減策の奏功により、691億33百万円(前年同期比12.0%増)となりました。

DuluxGroup

汎用塗料の売上収益については、太平洋において若干のシェア獲得や製品値上げの浸透が進んだほか、欧州においてフランス市場の軟調をその他の市場が補完したものの、円高の影響を受けたことから、前年同期並みとなりました。その他周辺事業の売上収益については、太平洋におけるホームインプルーブメント市場の不振や、欧州におけるETICS(断熱材)需要の低迷等により、前年同期を下回りました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は2,938億33百万円(前年同期比1.7%減)、連結営業利益は292億8百万円(前年同期比1.5%減)となりました。

米州

自動車用塗料の売上収益については、自動車生産台数が減少したことにより、前年同期を下回りました。汎用塗料の売上収益については、米国経済の不確実性と住宅市場の低迷継続による需要減少の影響を受けたことで、前年同期を下回りました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は905億49百万円(前年同期比2.8%減)、連結営業利益は57億10百万円(前年同期比18.2%減)となりました。

AOC

2025年3月からのAOCの損益を当社グループの連結業績に反映しております。その他周辺事業の売上収益については、主にマクロ経済環境の悪化に伴う市場需要低下の影響を受けました。
これらにより、当セグメントの連結売上収益は1,116億54百万円、連結営業利益は396億93百万円となりました。

売上収益構成比

セグメント別売上収益構成比
単位:(百万円)
セグメント別売上収益構成比のグラフ
  • 日本:151,363
  • NIPSEA:670,979
  • DuluxGroup:293,833
  • 米州:90,549
  • AOC:111,654

※7カ月分の業績。PPAは未確定のため含まず

事業別売上収益構成比
単位:(百万円)
事業別売上収益構成比のグラフ
  • 自動車用塗料:147,782
  • 汎用塗料:765,943
  • 工業用塗料:76,242
  • ファインケミカル:15,320
  • その他塗料:75,872
  • その他周辺事業:237,218

《売上収益》

2017年以降に実施した複数のM&Aによる積み上げに加え、中国を中心としたアジアの建築用事業が大きく成長したことで、売上成長が加速しています。2023年は、建築用塗料を中心とした販売数量の増加や製品値上げの浸透、NPTの新規連結影響や円安が貢献し、7年連続の増収・過去最高の売上収益を達成しました。

売上収益グラフ

(単位:百万円)


1Q 2Q累計 3Q累計 通期
2025年12月期※2 405,724 852,428 1,318,378 -
2024年12月期※2 ※3 384,319 817,143 1,222,747 1,638,720
2023年12月期※2 330,213 692,925 1,085,878 1,442,574
2022年12月期※2 285,096 622,049 979,916 1,309,021
2021年12月期※1 222,678 481,787 736,257 998,276

※1:2021年8月10日に公表したウットラムへの事業譲渡に伴い、欧州自動車用事業およびインド2事業を非継続事業へ分類したことにより2021年12月期は非継続事業を除いた継続事業のみの数値
※2: 2022年2Qより、トルコ子会社に対する超インフレ会計を適用。2022年以降の売上収益は適用後の数値
※3:Alina・NPI・BNPAにおいてPPAが確定したことに伴い、2024年1Q・2Q・3Q・4Qの遡及修正を実施(4Qはプロフォーマ値)

《営業利益》

2020年以降、売上成長に比例して4年連続の増益を達成しています。2023年はトルコにおける超インフレ会計の影響があったものの、増収効果や売上総利益率の改善などにより、過去最高益となりました。

営業利益グラフ

(単位:百万円)


1Q 2Q累計 3Q累計 通期
2025年12月期※2 51,432 121,175 190,579 -
2024年12月期※2 ※3 41,245 92,461 139,705 186,205
2023年12月期※2 34,909 83,738 131,625 168,745
2022年12月期※2 21,898 42,104 81,831 111,882
2021年12月期※1 24,699 48,961 66,737 87,615

※1:2021年8月10日に公表したウットラムへの事業譲渡に伴い、欧州自動車用事業およびインド2事業を非継続事業へ分類したことにより2021年12月期は非継続事業を除いた継続事業のみの数値。また2021年第4四半期よりクラウドコンピューティング契約に関する会計方針への変更に伴い、2021年12月期は変更後の数値
※2:2022年2Q累計より、トルコの子会社に対して超インフレ会計を適用。2022年12月期および2023年12月期は適用後の数値
※3:Alina・NPI・BNPAにおいてPPAが確定したことに伴い、2024年1Q・2Q・3Q・4Qの遡及修正を実施(4Qはプロフォーマ値)

《親会社の所有者に帰属する当期利益》

親会社の所有者に帰属する当期利益は、営業利益などの利益項目の推移に概ね比例しています。2020年以降、増収効果に伴う営業増益により、4年連続で増加しました。

親会社の所有者に帰属する当期利益

(単位:百万円)


1Q 2Q累計 3Q累計 通期
2025年12月期※2 36,998 87,454 134,336 -
2024年12月期※2 ※3 29,428 65,049 96,902 125,890
2023年12月期※2 25,340 60,898 93,444 118,476
2022年12月期※2 13,225 26,971 54,695 79,418
2021年12月期※1 16,342 33,274 50,308 67,569

※1:2021年第4四半期よりクラウドコンピューティング契約に関する会計方針への変更に伴い、2021年12月期は変更後の数値
※2:2022年2Qより、トルコ子会社に対する超インフレ会計を適用。2022年以降の売上収益は適用後の数値
※3:Alina・NPI・BNPAにおいてPPAが確定したことに伴い、2024年1Q・2Q・3Q・4Qの遡及修正を実施(4Qはプロフォーマ値)



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