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経営モデル:アセット・アセンブラー

「アセット・アセンブラー」による中長期成長モデル

当社は、MSVを唯一のミッションとする日本発のユニークなグローバル企業として、「アセット・アセンブラー」モデルによる飽くなき成長を追求しています。既存事業の拡大と積極的なM&Aの両輪により、強力なブランドや優秀な人材を積み上げることで、限定的なリスク下で成長を加速していきます。

「アセット・アセンブラー」による中長期成長モデルの概略図

※1 セグメントベース(内部取引消去後、PPA反映後)
※2 Vital Technical社の業績は9ヵ月分を表示。為替レートは1MYR=26.61円を適用
※3 為替レートは1EUR=132.79円を適用。プロフォーマ値
※4 為替レートは1EUR=135.19円を適用

「アセット・アセンブラー」モデルにおいて、既存事業では、各地域の優秀な経営陣が自律的な成長を志向し、同時にグループ間で技術力、販売網、購買力、ノウハウ、ブランドなどを主体的に共有することで、シナジーを生み出しながら拡大していきます。
一方、積極的なM&Aを実施することで、業績を押し上げるだけでなく、新たに獲得したブランドや人材が積み上がり、グループ間で活用しながら、さらなる成長につなげています。

  • お金のアイコン

    売上収益(億円)

    売上収益 9983億円
  • 塗料のアイコン

    主なブランド数

    主なブランド数 34
  • 人のアイコン

    主なパートナー会社のCEO数(名)

    主なパートナー会社のCEO数 15名
  • 工場のアイコン

    技術系人材(名)

    技術系人材 3887名

「アセット・アセンブラー」モデルを構成する“5つの強み”

当社は「アセット・アセンブラー」モデルのもと、中長期的な発展を可能ならしめる“5つの強み”を活用することで、リスクを抑えながら継続的な利益成長を図り、MSVの実現を目指していきます。

1. 巨大な市場規模を誇る塗料・周辺分野に特化

2019-2024年CAGRの図表

世界の塗料需要推移※1※2

当社は、人口や1人当たりGDPの増加、都市化の進展などとの相関性が高く、巨大な市場規模を誇り、今後の成長ポテンシャルの大きい塗料・周辺分野に特化しており、深い専門知識を有しています。SAF(密封剤・接着剤・充填剤)やCC(建設化学品)に代表される塗料周辺市場も魅力的な市場規模となっており、塗料製品に加えて、周辺製品をワンストップで提供できる体制を整えています。

※1 各国・地域の合計値は2019 年の市場規模予想
※2 出典:ACA-published Global Market Analysis for the Paint & Coatings Industry(2019 -2024), https://paint.org/market

2. 塗料・周辺事業のリスク・リターン優位性

当社は、塗料・周辺市場において、強いブランド力・高い市場シェアを有しており、新規参入ハードルを高め、強固なリーディングポジションを構築しています。地産地消で地域特性のある塗料・周辺市場は、自律・分散型経営によってPMIリスクを最小化できる一方、利益・キャッシュ創出を見込みやすい“ローリスク・グッドリターン”の特長を有しており、M&Aにも適した市場となっています。

塗料・塗料周辺事業の特長
  • 地産地消型ビジネスのイメージ図

    地産地消型ビジネス 各国・地域で異なる顧客ニーズ

  • 上位8社の市場専有率 約50%

    高い参入障壁 少ない上位ブランドが市場を占有

  • 市場規模 SAF 600億米ドル(グローバル)、CC 715億米ドル(グローバル)、ETICS(断熱材) 3,500百万ユーロ(欧州)

    塗料周辺にも魅力的な市場がいくつも集積 塗料製品に加えて、周辺製品をワンストップで提供

※3 出典:Fortune Business Insights
※4 出典:ReportLinker
※5 出典:European Commission Paper

3. 優秀なタレント・ブランドの集合体としての強み

優秀なタレント・ブランドの集合体としての強みの概略図

優秀なタレントやブランドの集合体がもたらす強みは、塗料・周辺分野に特化しているがゆえに、想定以上のシナジーを期待することができます。各地域の市場特性を深く理解するパートナー会社のマネジメントはMSVを熟知し、自律・分散型経営によってその能力を最大限に発揮しています。欧米型の標準化モデルやコスト・カット・シナジーではなく、ローカル色の強い業界にあって各パートナー会社の強みを最大限に生かせるモデルとなっており、当社グループへの参画を希望する企業にも魅力的なモデルとなっています。

4. 日本円ベースの強み

当社負債の状況(2021年) 平均年限5.0年 平均金利0.4%

円の10年金利/当社負債の状況(2021年)

日本という安定通貨・安全市場において、金融機関との長期的な関係性、強力な支援のもと、低金利での借り入れが可能となっている点は、グローバルな競合他社にはない独自の強みとなっています。

5. 先進的なガバナンス

独立社外取締役比率73%

独立社外取締役比率

当社は、独立社外取締役が過半数を占める、先進的かつ実質的な実効性を伴うガバナンスを構築しています。取締役会が大株主とともにMSVの実現という共通の判断軸を有し、少数株主利益の保護を徹底しているのは、当社ならではの強みです。

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